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文学科日文コース講義コード11B8110104授業形態演習科目名総合演習初級1D履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法発表担当時の発表内容、および質問・コメント数を総合的に判定する。フィードバックの内容発表や発言の折にコメントを行う。教科書『通俗三国志』湖南文山元禄五年指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容演習科目である。発表者の発表に基づき、受講者同士て討論を行う。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 259 ―抽 選 の 有 無なし備考中川 諭第1期中国の古典小説『三国志演義』の江戸時代における翻訳『通俗三国志』を読解し、『三国志演義』と比較する。『通俗三国志』は『三国志演義』の一版本である『李卓吾先生批評三国志』をもとに翻訳されたことが分かっているが、現代における外国書の翻訳とは異なり、必ずしも原文に忠実に訳されてるわけではない。原文と訳文の違いをとおして、江戸時代の人たちがどのように『三国志演義』を理解し受容していったのかを考えていく。・古籍版本の読解に習熟する。・江戸時代の文章を読解できる。・古典小説を原文で読み、鑑賞することができる。・日中両国の文学の共通点・相違点の一端を理解できる。授業時間外に次回の授業の予習を必ず行う。あらかじめ指定された『通俗三国志』の本文を、原本をもとに現代の表記にあらためる。そして現代語に翻訳する。『三国志演義』・『通俗三国志』両作品の本文を比較し、原文と訳文の相違点と問題点を整理する。これらの作業のために授業時間外に60時間の学習を必要とする。【第1回】ガイダンス『三国志』・『三国志演義』・『通俗三国志』について【第2回】巻十四「徐庶定計取樊城」“去ホドニ打”~“アル者ナラン”【第3回】「徐庶定計取樊城」“李典ガ曰某丞相”~“イカナル計ゾ”【第4回】「徐庶定計取樊城」“単福耳ヲ附テ”~“下知ヲナス”【第5回】「徐庶定計取樊城」“諸人哀テ命ヲ”~“打テ威ヲ助ク”【第6回】「徐庶定計取樊城」“趙雲直ニ中軍”~“敵ノ用心アラン”【第7回】「徐庶定計取樊城」“曹仁ガ曰モシ”~“入ントスレバ”【第8回】「徐庶定計取樊城」“城ノ内ヨリ鼓ヲ”~“父トセシム”【第9回】「徐庶定計取樊城」“関羽張飛コレ”~巻十五「徐庶薦諸葛孔明」“能計ヲ成候”【第10回】「徐庶薦諸葛孔明」“曹操申ケルハ”~“必ズ功ヲ成ベシ”【第11回】「徐庶薦諸葛孔明」“程昱ガ曰徐庶”~“内ハ小人ナリ”【第12回】「徐庶薦諸葛孔明」“老母眼ヲ怒シテ”~“名ヲ得玉フベシ”【第13回】「徐庶薦諸葛孔明」“殊ニハ徐庶コレ”~“徐庶ヲ尋ネケレバ”【第14回】「徐庶薦諸葛孔明」“徐庶母ノ使ト”~“ト申モノ也”【第15回】「徐庶薦諸葛孔明」“難ヲ遁ン為ニ”~“来リ玉フベシ”『通俗三国志』(元禄版)・『李卓吾先生批評三国志』(明・万暦間、呉観明刊本)教材プリントを第1回目の授業時に配布します。現代の活字本は用いません。古語辞典と漢和辞典の両方を持参してください。

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