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『とりかへばや』を各種注釈書や事典の助けを借りながら読解する。本授業では、『とりかへばや』を講読する過程で、テクストと向き合いながら自分のトピックスを探し発表してもらう。発表に向け必要な論文や注釈書なども含めた広い意味での資料の検索・利用の方法や、辞書の引き方、発表資料の作成方法、原稿用紙の使用法に添った文章作成法など、学術的な作業において必要とされる作法の修得を目指す。自ら問題点を発見し資料の収集ができる。考察を深めて、自分の意見を正確に伝えることができる。発表資料にふさわしい論理的な文章にまとめることができる。授業時間の都合上、『とりかへばや』の全体を通読できないため、配付資料はもちろん、授業中に提示した注釈書などを駆使して全体像を把握しておいてもらいたい。また、課題および発表準備のため予習・復習を含めて授業外に計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】物語文学についての導入【第3回】発表資料の作成方法①【第4回】発表資料の作成方法②【第5回】~【第8回】『とりかへばや』の講読・発表1【第9回】レポートの書き方【第10回】~【第14回】『とりかへばや』の講読・発表2【第15回】まとめ、レポート提出ンンガイダンスでは、自己紹介や授業の流れの説明等を行う。「物語文学についての導入」では、文学史の確認や研究史などについて概説する。また、講読と発表を交互におこなうが、発表前に、授業内で課題を課し、事典や注釈書の引き方について基礎的な知識を身に着けてもらう。講読だけでなく発表も行ってもらう、充実した発表資料を作成するために、十分な準備期間が必要です。物語中の言葉の意味から登場する和歌の意味するところまで、可能な限り考えてください。また、作品の時代背景を理解することが必要です。ン・レポートの作成ンレポートには、自分の収集した情報のすべてを載せられるわけではありません。限られた紙面を、どう工夫したら有効な資料を提示し論理的な文章になるか、毎回の授業をとおして掴み取るようにします。ン・討議への参加ン発表は、活発な討議によって、発表者と聴講者の双方が理解を深める場です。毎回、積極的に討議に参加することを求めます。討議するための予習をして授業に臨んでください。ン※社会情勢により、授業内容の順序は変更になる可能性がある。期末レポート50%期末レポートについては、添削し、夏季休業後に返却する。ります。抽 選 の 有 無なし備考山田 貴文第1期講義コード11B8110102授業形態演習科目名総合演習初級1B履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点50% 毎授業のペーパー、発表や討議への参加度により総合的に評価を行う。フィードバックの内容課題については、問題点を指摘した上で返却し、全体的な講評を授業中に行う。教科書授業内で指示する指定図書授業時プリントで配布参考書教員からのお知らせリアクションペーパーの提出や、動画やサイトを含んだ資料は、ポータルサイトの「オンライン授業」を併用することもあオフィスアワー授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有・教員からのフィードバックによる振り返り・能動的な授業外学習・プレゼンテーションなどを行う。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 258 ―

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