場ルンン*授業展開によって計画の変更がありえます。社会学科― 247 ―本講義の目的は、産業と労働に関する基礎概念について学習することである。特に、組織、産業、労働市場、ジェンダー 、キャリア、起業家などについて説明する。本講義では、将来、皆さんが経験する現実社会の諸現象について産業と労働の視授業の目的点から考察する。講義では産業と労働に関する様々な具体的例をあげながら皆さんのキャリア形成について考えていく。到達目標本講義で学習した産業と労働についての基礎概念を活用して、実際に現代社会においてそれらの概念を実践的に応用することができる。授業外学修内容・各回の授業で触れた点、次回取り扱う内容について予習・復習を行うこととし、授業外に計60時間以上の学修が求められま授業外学修時間数す。【第1回】 【組織①】会社とはなにか【第2回】 【組織②】会社の人間関係【第3回】 【組織③】日本の会社の特徴【第4回】 【組織④】技術革新と仕事【第5回】 【産業①】企業間ネットワークの類型【第6回】 【産業②】米国IT産業、イタリア自動車産業【第7回】 【労働市場①】人と仕事のマッチング過程【第8回】 【労働市場②】多様化する雇用冒頭にて行う『入門 社会学』李侖姫・渡辺深著(ミネルヴァ書房)2022年、『日本の女性起業家のキャリア形成』李侖姫著(明石書店)2020年、『仕事の社会学』佐藤博樹、佐藤厚編(有斐閣ブックス)2014年、『よくわかる産業社会学』上林千恵子編(ミネルヴァ書房)2012年、『21世紀の女性と仕事』大沢真知子著(左右社)2018年、『産業・労働社会学』小川慎一他(有斐閣)2015年、『経済社会学のすすめ』渡辺深著(八千代出版)2002年、『組織社会学』渡辺深著(ミネルヴァ書房)2007年性別をめぐって現代社会で起きている格差や不平等の問題に着目し、それらを「ジェンダー」という概念を用いて考察する。とくに、家族、学校教育、労働市場という現代社会を構成する3つのシステムに焦点を当て、それぞれのシステムにおいてジェンダーがどのようにつくられており、相互のシステムがどのように関連しているのかを明らかにする。1.性別をめぐって自身の身のまわりで起きていること反省的に考察することができる。2.社会全般における性別をめぐる現象について、ジェンダー論の知見を用いて問い直すことができる。3.自己の価値観や立場を絶対視せずに、その限界を知り、他の見方や考え方がありうることを受け入れることができる。レジュメや配付資料をもとに講義の内容を復習し、それぞれの回のキーワードを説明できるようにする(40時間)。また、授業中に紹介する参考文献を読み、自分自身で調査結果や統計データを検索して、レポート作成のための情報収集を進める(20時間)。【第1回】ガイダンス【第2回】「ジェンダー」とは何か【第3回】性の多様性とジェンダー【第4回】家族とジェンダー【第5回】学校教育とジェンダー【第6回】労働とジェンダー【第7回】ワーク・ライフ・バランスとジェンダー【第8回】政治参加とジェンダー毎回のリアクション・ペーパーについては、次回の授業の冒頭で何人かの受講者のコメント等を紹介しながらフィードバックをおこなう。中間レポートについては、授業内で講評する。期末レポートについては、全体へのコメントをLMSに掲載する。『はじめてのジェンダー論』加藤秀一(有斐閣)2017、『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』佐藤文香(監修)(明石書店)2019、『トランスジェンダー入門』周司あきら・高井ゆと里(集英社)2023、『差別はたいてい悪意のない人がする』キム・ジヘ(大月書店)2021非常勤講師のためオフィスアワーは設けませんが、本授業の質問・相談には授業時間の前後に対応します。また、履修等に関して不明な点があれば、遠慮なくメールまたはLMSのメッセージ機能にてお問い合わせください。E-mail:nishikura@rs.tus.ac.jp抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】 【ジェンダー と労働市場①】ジェンダー とは何か【第10回】 【ジェンダー と労働市場②】ジェンダー と労働市【第11回】 【キャリア①】キャリア形成の要因【第12回】 【キャリア②】ライフコース、世代とライフスタイ【第13回】 【起業家①】起業家とは何か【第14回】 【起業家②】日本の女性起業家の類型【第15回】 まとめ【第9回】暴力とジェンダー【第10回】ジェンダーの視点で考える広告①【第11回】ジェンダーの視点で考える広告②【第12回】「男性学」の試み①【第13回】「男性学」の試み②【第14回】レポートの推敲【第15回】全体のまとめ李 侖姫西倉 実季第2期第1期講義コード11B7133501授業形態講義科目名産業・労働の社会学履修前提条件授業計画成績評価の方法各講義での課題提出(14回、各3%=42%)、試験(58%)フィードバックの内容授業後に提出するリアクション・ペーパーに対する解答と課題の講評(穴埋め授業資料の主要な概念の復習)を翌週授業内教科書授業中に指示する指定図書授業中に指示する参考書教員からのお知らせ本講義では基礎概念の学習を中心に進めるが、同時に皆さん自身で考え、その内容の理解を深めてもらいたい。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、第1回目授業に伝えるメールアドレスに連絡すれば対応する。アクティブ・ラーニングの内容その他講義コード11B7133601授業形態講義科目名ジェンダーの社会学履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法毎回のリアクション・ペーパー(50%)、中間レポート(20%)、期末レポート(30%)で評価する。フィードバックの内容教科書指定図書参考書教員からのお知らせグループ・ディスカッションやグループ・ワークを取り入れる機会が多いので、積極的に参加してください。オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容グループ・ディスカッション、グループ・ワーク、教員からのフィードバックによる振り返りを行う。その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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