社会学科― 241 ―教育社会学は、「教育」を社会現象として捉え、教育現象と社会構造との結びつきを解明する学問である。本講義では、教育社会学の基礎的な概念や、研究対象・手法を学ぶことを通じて、教育を社会現象としてみる見方や方法を身につけることを目的とする。加えて、教育現象を社会学的に分析した結果に触れることによって、教育をめぐる今日的な状況を的確に把握する手がかりを得ることも目的の1つとする。講義では、全体を大きく3部に分け、教育社会学の基礎的概念を踏まえた後に、教育の社会的機能を概説し、最後に、現代社会における教育事象を取り上げ、社会学的な視点から考察を加える。2.現代の教育現象について自分なりの考察を加えることができる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業外学修では、各回の講義で扱う項目について、授業内で提示する課題ならびに図書館及びインターネットを活用した予習・復習に取り組むこと。【第1回】イントロダクション―「教育」とは?Ⅰ.教育社会学の視座と方法【第2回】教育社会学の見方―教育学と社会学【第3回】教育社会学の対象と方法Ⅱ.教育の社会的機能【第4回】社会化【第5回】かくれたカリキュラム【第6回】選抜・配分【第7回】学歴と社会階層【第8回】正当化視点・考え方を確認する機会として、積極的な参加を期待する。授業内で提示)でも受け付ける。この授業では、科学社会学の視点から、科学と技術と社会の関係を考える。とりわけ、先端テクノロジーを概観し、未来社会を展望することを狙いとする。授業のスタイルとしては、科学技術の最新動向がちりばめられた動画を視聴したり、賛否両論のある問題を議論したりしながら、科学社会学的な思考や視点を獲得できるようにする。授業外学修として、教科書の予習復習が必要。授業外学修時間は、毎週2時間程度。(合計60時間以上の授業外学修を行うこと)。【第1回】科学、技術、社会【第2回】天才と狂気は紙一重【第3回】ニセ科学、トンデモ説【第4回】量子論と多世界解釈【第5回】ホモ・デウス【第6回】クローンとアンドロイド【第7回】メタバース【第8回】ブレイン・マシン・インターフェース【第9回】意識のハードプロブレム【第10回】ナノテクノロジー【第11回】再生医療【第12回】遺伝子医療【第13回】オートファジー【第14回】エピジェネティクス【第15回】SFプロトタイピング世界の科学者が考えていること』ジェニファー・ダウドナほか(PHP研究所)2021経験を生かし、科学やテクノロジーに関する実践的教育を行う。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無なし備考Ⅲ.教育現象への社会学的取り組み【第9回】子どもの問題の現在【第10回】いじめ【第11回】ディスアビリティと教育【第12回】教育におけるジェンダー【第13回】ジェンダーとディスアビリティ【第14回】エスニシティと教育 ※オンライン授業で実施【第15回】講義のまとめ丹治 恭子小宮 信夫第1期第2期講義コード11B7132301授業形態講義科目名社会学特講2履修前提条件授業の目的到達目標1.教育現象とそれが生じた社会背景を理解することができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法試験(55%)、各回の授業外学修課題(30%)および授業への取り組み姿勢(15%)で評価する。フィードバックの内容レスポンスカードに対するフィードバックを、翌週以降の授業内にて行う。教科書指定図書参考書『教育社会学(MINERVAはじめて学ぶ教職)』飯田浩之・岡本智周編著(ミネルヴァ書房)2018教員からのお知らせ基本的には講義形式で展開するが、履修者数および授業内容に応じ、少人数でのグループ討論を数回予定している。自らのオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。また、メール(アドレスはアクティブ・ラーニングの内容意見共有、教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習、グループワークなどその他講義コード11B7132401授業形態講義科目名社会学特講3A履修前提条件授業の目的到達目標科学社会学の専門的知識を深める。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取組み(積極的関与)10%、課題が90%の寄与率で評価する。フィードバックの内容講義時に行なう。教科書指定図書『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』ピーター・ディアマンディス(NewsPicksパブリッシング)2020参考書『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社)2019、『人類が進化する未来:教員からのお知らせ社会と自分自身の未来への視界を良好にするために、理性と感性をフル稼働させてください。オフィスアワーメールでアポイント。アクティブ・ラーニングの内容その他本田技研工業情報システム部や日本情報技術研究所システム開発部において、コンピューター・エンジニアとして勤務した 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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