環境保全・環境創造、具体的にはまちづくり等に関して社会学的にどのようにとらえることができるのか、環境社会学の理論と技法を学ぶ。そのために「生活環境主義」「コモンズ論」「環境ガバナンス論」「内発的発展論」を理解する。身近な生活環境から中山間地域まで視野に入れ、コミュニティをキーワードに、上記4つの理論を理解する力を身につける。同時にそれらを学ぶことで、問いを立てる力も身につける。到達目標本講義を受けることで、社会学・環境社会学の諸理論を説明できるようになる。さらに現前する環境保全・環境創造に関する事例を自ら探し出し、それを社会学・環境社会学の理論を使いながら、考察できるようになることを到達目標とする。この科目では60時間以上の授業外学修を行うこと。各回で取り扱う環境保全・環境創造の事例に関して、独自に調べてから授業外学修内容・授業にのぞむこと。テーマごとに自らキーワードを抽出し、問いを立てることも課題とするので、毎回復習をして、授業に授業外学修時間数のぞむこと。【第1回】ガイダンス【第2回】コモンズ論とは何か【第3回】コモンズとコミュニティ(地域社会)【第4回】生活環境主義とは何か【第5回】生活環境主義への批判【第6回】生活環境主義とコミュニティ(地域社会)【第7回】環境ガバナンス論とは何か【第8回】順応的ガバナンスとコミュニティ(1)人対応等で実施。『よくわかる環境社会学』鳥越・帯谷(ミネルヴァ書房)、『生活環境主義のコミュニティ分析』鳥越・足立・金菱編(ミネルヴァ書房)2018、『なぜ環境保全はうまくいかないのか』宮内編(新泉社)2013、『どうすれば環境保全はうまくいくのか』宮内編(新泉社)2017、『環境ガバナンス論』松下編(京都大学学術出版会)2007、『日本の農山村をどう再生するか』保母武彦(岩波現代文庫)2013、『コモンズの思想を求めて』井上真(岩波書店)2004教員からのお知らせ環境保全・環境創造・地域づくりは決して遠い出来事ではありません。身近なところに目をむけつつ、そこにある歴史(時オフィスアワーメール、チームスチャットや、また学科掲示のオフィスアワーを利用してください。アクティブ・ラーニングの内容その他科学的根拠を政策に結びつける実務経験により、現場の重要性、合意形成のプロセスなどについても講義する。間)と場所性(空間)を想像してください。地域社会学という分野を多面的にとらえ、地域社会学についての理解を深めていくことを目的とする。地域社会学へのアプローチは様々な方法が考えられる。地域という空間や場は、そこに所在する人やモノと密接に関わり、多様性がある。地域授業の目的社会学という枠組みで捕捉することのできる社会事象や生活文化、人間と社会の関わりと、現代的課題について考えていく。到達目標地域社会学に関するテクニカルタームを学び、それに係る現代社会、生活、社会問題への関心を持ち、地域社会学について自身の言葉で説明できることを目標とする。本講義履修にあたっては、地域社会に関する情報収集、情報検索が必要であり、日常的に新聞、雑誌、書籍、テレビといったメディアに接することを求めます。また身近な地域社会に関心を寄せ、地域社会で起こっている様々な社会事象を意識していただきたいと考えます。これらを踏まえ、各回テーマについてテキストの事前確認と、不明な点についてあらかじめ自身で調べた上で、講義に臨んでいただきたい。上記に資するために授業外に計60時間以上の学修を行うこととする。【第1回】科目の概要説明、地域社会学についての概説【第2回】地域社会学入門/都市研究から(1)【第3回】地域社会学入門/都市研究から(2)【第4回】地域社会学入門/過疎農山村研究から(1)【第5回】地域社会学入門/過疎農山村研究から(2)【第6回】過疎農山村生活選択論への接近【第7回】社会調査-方法を理解する-【第8回】地域生活構造への接近(1)利用し習熟しておくことを求めます。山漁村文化協会)2007理解を深めてください。該授業において展開している。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】順応的ガバナンスとコミュニティ(2)【第10回】内発的発展論とは何か【第11回】内発的発展論とコミュニティ(地域社会)【第12回】棚田保全をコモンズ論・生活環境主義から考える【第13回】棚田保全を環境ガバナンス論・内発的発展論から【第14回】問いから方法論を考える【第15回】まとめ【第9回】地域生活構造への接近(2)【第10回】地域活動、地域組織への接近(1)【第11回】地域活動、地域組織への接近(2)【第12回】地域社会調査の事例(1)【第13回】地域社会調査の事例(2)【第14回】地域社会学とは(1)総括 地域社会学の課題【第15回】地域社会学とは(2)総括 地域社会学の展望堀田 恭子考える野呂 一仁第2期第2期講義コード11B7131901授業形態講義科目名環境社会学2履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法問いを立てる課題への取り組み(25%)、授業への取り組み姿勢(15%)、試験(60%)フィードバックの内容問いを立てる等の個人課題に対するフィードバックは回答ペーパーにて配布する。試験へのフィードバックは振り返り・個教科書指定図書参考書講義コード11B7132001授業形態講義科目名地域社会学2履修前提条件授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末レポート50%、レポート等講義への取り組み姿勢50%フィードバックの内容提出されたレポート等のフィードバックをりすCanを使い行う。りすCanの操作方法については、情報環境基盤センターを教科書『地域社会学入門:現代的課題との関わりで』山本努編著(学文社)2019指定図書『むらの社会を研究する』日本村落研究学会編(農山漁村文化協会)2007、『むらの資源を研究する』日本村落研究学会編(農参考書教員からのお知らせ地域社会学が対象とする地域社会は身近にも存在します。身近な存在である地域社会について関心を寄せ、地域社会学へのオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容その他地域の行政、教育、メディアに係る各種委員会に参画し、そこで得た知見を踏まえ現実社会と社会学の接合のありようを当 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 238 ―-生活の質からみる-
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