社会学科講義コード11B7130201授業形態講義科目名家族社会学履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法小テスト30%、コメント・ペーパーの記述20%、期末テスト50%フィードバックの内容前の授業回のコメント・ペーパーに対する講評を翌週授業内冒頭で行う。教科書『問いから始める家族社会学【改訂版】』岩間暁子、大和礼子、田間泰子(有斐閣ストウディア)2022指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、WebClassのメッセージ機能でアクティブ・ラーニングの内容ディスカッションその他長崎市総合計画審議会において、教育・福祉に関する部会長を務めた経験を生かし、具体的な政策課題や立案の視点につい 担 当 教 員 開 講 期 ― 231 ―家族規模の縮小の過程と、家族関係の変化、地域社会の崩壊によってもたらされた問題について解説します。そのうえでテキストに添って、社会関係資本に期待されている役割と、その必要性についての理解を深めます。さらに、子育ての危機的状況においてどのような社会関係資本が用意され、利用することができるのか、考えていきます。目標は主に以下の3点です。家族規模の縮小による家族機能の縮小について説明できること。家族にとって地域社会の持つ重要性を指摘できること。社会関係資本が家族にもたらす影響を関連付けることができること。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業外学修では、あらかじめ教科書の該当箇所を読み、概念について整理するとともに、紹介した参考文献を参照する。【第1回】授業ガイダンス 授業の進め方、評価などについて説明する【第2回】日本の家族の変化 家族規模の縮小に伴う家族機能の変化について理解する。【第3回】近代家族の成立 核家族、性別役割分業という特徴を持つ、近代家族の成立過程について知る。【第4回】結婚 制度としての結婚と、結婚の変化、未婚化などパートナーシップの変化について理解する。【第5回】離婚 離婚の概況、制度、その後の家族の在り方について考える【第6回】妊娠・出産 少子化の現状とその理由、妊娠・出産というイベントに伴うコンフリクトについて考える。【第7回】親子関係 生殖補助技術を用いての妊娠・出産での出自関係、里親・里子など、親子を巡る制度と関係性につい【第8回】育児と子育て支援 子育てが難しいといわれる時代においてそれへの支援がどのように行われているのか、効果【第9回】就業と家族 性別役割分業システムの下におかれてきた家内労働とと市場労働の関係について考える【第10回】家族と貧困 貧困を巡る議論と、どのような家族が貧困状態にあるのかを知るとともに、福祉レジーム類型と家【第11回】子どもの教育 家庭教育の現状と、家族の教育意識について考える。【第12回】青年期の若者と家族 長期化する青年期とそのことが家族に与える影響について考える【第13回】親-成人子の関係 同居、相続、経済的援助と世話的援助など、子どもが成人し親が老後を迎えることで浮かび【第14回】グローバル化と多民族・多国籍化する家族 日本における国際結婚の増加、セクシュアル・マイノリティなど、【第15回】全体のまとめ 日本の家族の置かれた現状を振り返り、様々な課題にどのように対処していけばよいのか、そのも受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。て講義を行う。て考える。はあるのか、考える族観の関係について知る。上がる課題について取り扱う。多様化する家族の承認・包摂に向けての取り組みを考える方向性を探る。抽 選 の 有 無あり備考石川 由香里第1期
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