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この授業では、社会調査の方法をすでに学んだ学生を対象に、調査後のデータ処理について実習形式で解説する。授業は、データの集計や関連性の分析に関する講義部分と、統計分析ソフトSPSSを使って既存のデータの二次分析を行う実習部分から成り立っている。度数分布表・クロス集計表の作成方法、関連性を表す統計量の計算方法、因果関係と相関関係の違い、統計資料の読み方などを学び、最終的にデータの二次分析の結果をレポートとしてまとめることを目的とする。・各種の代表値と散布を表す統計量の意味を理解し、基礎集計表を作成できる。・官庁統計などの量的データ資料と、フィールドワーク論文などの質的データを読んで理解できる。・関連性を表す統計量の意味を理解し、3変数のクロス集計表を作成することができる。・既存のデータを元に分析を行い、成果をわかりやすく報告することができる。各回の授業で触れた点、次回取り扱う内容について、図書館およびインターネットで予習・復習を行うこととし、実習内容の作業や報告準備と合わせ、授業外に計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス―実習の構成・見取り図とSPSSの基本操作方法【第2回】データ分析の第一歩(1)―代表値【第3回】データ分析の第一歩(2)―データの散らばり【第4回】データ分析の第一歩(3)―単純集計表の作成【第5回】データの読み方(1)―官庁統計などの統計資料の収集と読み方【第6回】データの読み方(2)―質的調査のさまざまな方法と質的データの読み方【第7回】データの集計と関連性の分析(1)―2変数のクロス集計表【第8回】データの集計と関連性の分析(2)―相関係数【第9回】データの集計と関連性の分析(3)―平均値の差のt検定【第10回】データの集計と関連性の分析(4)―3重クロス集計表を用いたエラボレーション【第11回】調査データ処理(1)―変数の操作・閾値の設定【第12回】調査データ処理(2)―相関関係と因果関係【第13回】最終報告書に向けて―仮説の検証:関連性を表す統計量の計算【第14回】調査成果のまとめ(1)―レポートの執筆【第15回】調査成果のまとめ(2)―レポートの提出ンライン授業」ページに講師の問い合わせ連絡先を掲載します。姫野 宏輔第2期講義コード11B7120704授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名調査データ処理D履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み30%、課題の提出30%、期末レポート40%を目安として総合的に評価する。フィードバックの内容中間課題(大規模統計データの読み込み)についての講評を授業期間中に行います。教科書指定図書参考書『SPSSでやさしく学ぶ統計解析』石村友二郎・石村貞夫(東京図書)2021教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後に教室内にて対応します。また、初回ガイダンス資料およびポータルサイトの「オアクティブ・ラーニングの内容実習その他備考   担 当 教 員    開 講 期 ― 216 ―

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