社会学科― 215 ―現代社会を科学的に分析するために社会調査は、重要な手法である。そこで本講義では、度数分布表、クロス集計表、代表値、検定方法などの作成方法から読み方まで、「データ処理」に関する基本的知識を理解することを目的とする。定量調査の手法である「調査データ処理」方法を習得することは、社会に存在するあらゆるデータを客観的にみる視点を身につけることである。データの読み方、グラフの作成など、自分がどこまで理解しているか把握しておく。授業外で60時間以上の学習を行うこと。【第1回】データ分析の流れ、度数分布表の作成・読み方【第2回】単純集計表・度数分布図の作成と読み方【第3回】クロス集計グラフの作成・読み方【第4回】中心的傾向を表す測度:平均値・中央値・最頻値【第5回】代表値の計算の方法【第6回】分布の散らばりを表す測度:分散と標準偏差【第7回】官公庁統計データ資料の収集と読み方【第8回】平均値の差の検定・比率の差の検定【第9回】カイ2乗検定(1)【第10回】カイ2乗検定(2)【第11回】t検定(1)【第12回】t検定(2)【第13回】散布図から見る相関【第14回】相関係数の求め方と相関係数の意味【第15回】相関関係と因果関係『統計学がわかる―ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学』向後千春、冨永敦子(技術評論社)2007、『統計学がわかる(回帰分析・因子分析偏)―アイスクリームで味わう、“関係”の統計学』向後千春、冨永敦子(技術評論社)2009社会調査は、社会学において社会を科学的に分析する重要なものであり、記述統計と統計資料の整理が理論的な基礎を支える役割を果たしている。社会を客観的、科学的、合理的に分析、研究、理解する方法のひとつが統計なのである。そこで本講義では、統計的な分析を行うための方法と読み方を習得し、統計資料や調査報告書、フィールドワーク論文を読むための基礎的知識を身に付けることを目的とする。到達目標社会調査において統計的処理ができるようになること、調査報告書、論文などを読むことができるようになることを目標と授業外学修内容・授業外学修時間数する。授業内にできなかったデータ処理を行なうこと。授業外で60時間以上の学修を行うこと。【第1回】調査データの分析の手順【第2回】表計算ソフトウェアの操作方法【第3回】統計データの読み方【第4回】グラフ作成と読み方【第5回】データの整理【第6回】クロス集計表の作成【第7回】基本統計量【第8回】ヒストグラム、回帰分析【第9回】検定【第10回】多重回答の処理【第11回】因果関係、相関関係、擬似相関【第12回】自由回答の読み方とまとめ方【第13回】質的データの読み方とまとめ方【第14回】具体的なデータによる集計分析【第15回】調査報告書、フィールドワーク論文を用いた分析間でしか配りません。小川 祐喜子宮崎 智絵第2期第2期講義コード11B7120702授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名調査データ処理B履修前提条件授業の目的到達目標データの集計方法、検定を含むデータの分析方法、表およびグラフの作成方法を習得すること。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法出席必須。提出物30% 提出物の正確性 試験70%フィードバックの内容Teamsで行います。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワーTeamsのチャットでご連絡ください。そこで日時を決めます。アクティブ・ラーニングの内容実習形式で行い、必要に応じて少人数グループでのワークを行います。その他講義コード11B7120703授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名調査データ処理C履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法授業への参加度(10%)、レポート(60%)、試験(30%)による総合評価フィードバックの内容授業内で行なう予定教科書『よりよい社会調査をめざして』井上文夫[ほか]著(創元社)1995.6指定図書参考書教員からのお知らせ授業に連続性があり、1回休むとわからなくなるので欠席しないこと。また、授業中に配布するプリントは該当する授業時オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容適宜、グループディスカッションを行なうその他備考備考 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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