社会調査を企画し、意味のある回答を集め、分析できるデータに整えるまでの作業を実習するのがこの授業の目的です。序盤の5回では社会調査の種類と方法、標本抽出法、仮説検証の考え方、質問と調査票の設計などについて学びます。中盤の5回では調査テーマと仮説を考え、質問を作成し調査票にまとめ、調査を実施します。終盤の5回では回答の入力とチェックをしてデータを作成し、基本的な集計を行います。タ集計結果(25%)で総合的に評価します。し、特徴的で重要なポイントを解説します。『社会調査法入門』盛山和夫(有斐閣)2005、『聞き方の技術』山田一成(日本経済新聞出版社)2010、『世論調査で社会が読めるか』平松貞美(新曜社)1998、『社会調査のための統計データ分析』廣瀬毅士・寺島拓幸(オーム社)2010、『入門・社会調査法[第4版]』轟亮・杉野勇・平沢和司(編)(法律文化社)2021社会調査により得られたデータは、適切に読み取らねば得られたデータだけでなく社会調査の自体の信頼性を損ねることになる。そこで、得られたデータを科学的に読み取るための基本的な知識や技術の習得を目的とする。そのためにデータの読み方、グラフの意味とグラフ化、基本統計量、統計的仮説検定など定量データのまとめ方の基本的知識の習得をめざす。到達目標社会調査により得られたデータの読み方、グラフ化、基本統計量、統計的仮説検定といった、定量データの基本的知識を習得できる。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。グループ作業により社会調査(量的調査)の一連の基礎的知識や技術授業外学修時間数を習得するため、グループ内の意思統一、作業分担など多くの時間外学修時間が必要となる。【第1回】イントロダクション(集計とは)【第2回】統計資料の読み方【第3回】単純集計(度数分布表の作成とグラフ化)【第4回】クロス集計1(クロス集計表の構造)【第5回】クロス集計2(クロス集計表の作成)【第6回】分布の中心的傾向を表す測度(平均値、中央値、最頻値)【第7回】分布の散らばりを表す測度(分散と標準偏差)【第8回】2変数間の関連の分析1(積率相関係数、偏相関係数)【第9回】2変数間の関連の分析2(順位相関係数、連関係数)【第10回】統計的仮説検定1(用語の意味)【第11回】統計的仮説検定2(統計的仮説検定の実際)【第12回】統計的仮説検定3(平均値の差の検定、比率の差の検定)【第13回】統計的仮説検定4(カイ2条検定)【第14回】相関関係と因果関係【第15回】質的データのまとめ方(自由回答のまとめ方)成績評価は、立正大学成績評価基準に従います。握は十分に行っておいてください。質問文と回答形式の種類と問題点質問の配列とキャリーオーバーの問題抽 選 の 有 無なし備考備考【第9回】調査の企画(4)プレテスト【第10回】調査票の間瀬、調査の実施【第11回】調査データの入力とチェック(1)【第12回】調査データの入力とチェック(2)回答の入力とデータクリーニング【第13回】調査データの集計(1)単純集計【第14回】調査データの集計(2)クロス集計【第15回】集計結果の提出、まとめと補足田端 章明エディティングとコーディング調査データを整える川上 孝之第1期第2期講義コード11B7120606授業形態実習科目名基礎調査実習F履修前提条件授業の目的到達目標量的調査の企画、調査票の設計、適切なデータ編集、基礎的なデータ集計ができるようになること、これがこの授業の到達目標です。この科目では単位取得のために60時間以上の授業外学修を行うことが必要となります。具体的には、調査テーマや仮説を考授業外学修内容・えること、調査票の質問を作ること、データ編集、そして基礎的な集計に関する作業などを授業時間外で行うことになりま授業外学修時間数す。【第1回】イントロダクション【第2回】社会調査の種類と標本抽出法【第3回】調査票のしくみ(1)【第4回】調査票のしくみ(2)【第5回】調査票のしくみ(3)質問と仮説の関係【第6回】調査の企画(1)調査テーマと仮説の設定【第7回】調査の企画(2)質問文と回答形式の作成【第8回】調査の企画(3)調査票の作成授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(15%)、調査テーマと仮説の設定(20%)、調査票の質問作成(20%)、データの編集(20%)、デーフィードバックの内容授業で課したタスクに対するフィードバックは、提出締め切り後の授業で行います。フィードバックでは、全体的な講評を教科書指定図書参考書教員からのお知らせ欠席した回の授業内容については、自主的にフォローアップするようにしてください。オフィスアワーこの授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容実習その他講義コード11B7120701授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名調査データ処理A履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法グループワークへの参加度(40%)、レポート・報告書の作成(60%)フィードバックの内容授業を通じて行う予定。教科書『社会調査の実際(第12版)』島崎哲彦・大竹延幸(学文社)2017年指定図書特になし。参考書必要に応じて紹介する。教員からのお知らせ実習形式の講義になりますので、出席も重視します。また、グループワークを行いますので、意思統一や作業分担などの把オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、基本的にその場で、授業時間以外は、メールにて実施する。アクティブ・ラーニングの内容実習がメインの授業になります。その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 214 ―
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