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史学科ン中世から近世初期のイギリス史を概観してから、リチャード3世とジェイン・グレイに注目します。リチャード3世はシェイクスピアの戯曲によって「悪党」というイメージで語られてきましたが、近年、遺骨が発見されたことで、あらためて彼の実像に迫ろうとする動きがあります。ジェイン・グレイは「9日間の女王」として知られ、悲劇的イメージでとらえられてきましたが、近年では彼女の実像に迫ろうとするドキュメンタリーも制作されました。【第1回】ガイダンスとイントロダクション:「イギリス」と― 153 ―イギリス史に登場する人物を取り上げ、彼らの実像に迫ろうとしてきた歴史研究をたどります。本授業で取り上げるのは、15世紀のイングランド王リチャード3世と、16世紀に数日間だけ歴史の表舞台に躍り出たジェイン・グレイという女性です。この授業では、歴史学の手法を学ぶとともに、中世から近世初期のイギリス社会について学びます。またリチャード3世とジェイン・グレイのイメージの変遷についても考察します。授業で指定する課題への取り組み(予習)に20時間、授業内容の復習に40時間、合計60時間の学修を行うこと。【第2回】ロンドンの街並みを紹介し、中世から近世のロン【第3回】中世イギリス史(1)ノルマン朝の成立/「アン【第4回】中世イギリス史(2)マグナ・カルタとその後/【第5回】中世イギリス史(3)黒死病/ばら戦争の時代【第6回】リチャード3世の生涯【第7回】戯曲、映画のなかのリチャード3世【第8回】リチャード3世像の見直し:近年の発掘調査クを行います。中世ヨーロッパの人々は、どのような家に住み、どのようなものを食べ、何を着ていたのでしょうか。現代につながるヨーロッパ社会が形成された中世という時代を取り上げ、その時代を生きた人々について考えます。中世ヨーロッパについて概観したのちに、ロンドンについて具体的に見ていきます。現代にまで残る街並みや、中世から行われてきた祭り・儀礼などについても取り上げ、写真なども利用して理解を深めます。中世ヨーロッパ史、その中でも特にロンドン史に関する基本的事項と近年の研究動向を理解し、説明することができるようになることを目標とします。また、授業で扱うトピックについて、自分の考えを述べることができるようになることも目標とします。授業で指定する課題への取り組み(予習)に20時間、授業内容の復習に40時間、合計60時間の学修を行うこと。【第1回】ガイダンスとイントロダクション:「ヨーロッパ」とはどこで、中世とはどのような時代なのか【第2回】中世ヨーロッパの農村/農民と領主【第3回】中世ヨーロッパの農民の暮らし【第4回】中世イングランドの農民の暮らし【第5回】中世ヨーロッパ都市の誕生【第6回】中世ヨーロッパ都市の労働【第7回】都市に暮らした人々の宗教生活【第8回】都市に暮らした人々の服飾や食事【第9回】中世のロンドン(1)街並み、都市の仕組み【第10回】中世のロンドン(2)商人、職人【第11回】中世のロンドン(3)芸人【第12回】中世のロンドン(4)女性たち【第13回】中世のロンドン(5)「外国人」たち【第14回】近世ヨーロッパの都市へ【第15回】授業のまとめ質問への回答を行います。は?ドンについての基本的事項を解説します。ジュー帝国」の形成百年戦争抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】リチャード3世に関する史料の再検討【第10回】16世紀のイギリス(1)ヘンリ8世の治世と宗教【第11回】16世紀のイギリス(2)ヘンリ8世の治世後の宗【第12回】ジェイン・グレイの9日間(1)【第13回】ジェイン・グレイの9日間(2)【第14回】ジェイン・グレイのイメージの変遷【第15回】総括と期末試験上野 未央改革教と政治上野 未央第1期第2期講義コード11B6134501授業形態講義科目名西洋史特講9履修前提条件授業の目的到達目標中世から近世初期のイギリス史の基本的事項について自分の言葉で説明できるようになることを目標としています。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(リアクションペーパーや課題)50%、期末試験50%で評価する。フィードバックの内容毎回の授業の最後に、リアクションペーパーを書いてもらいます。次の授業で、それらのコメントを紹介してフィードバッ教科書指定図書参考書『中世のイギリス』エドマンド・キング著、吉武憲司監訳(慶應義塾大学出版会)2006年教員からのお知らせ参考書に挙げた以外にも、参考文献を授業内でお知らせします。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他講義コード11B6134601授業形態講義科目名西洋史特講10履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への貢献度(リアクションペーパーの提出、課題の提出など)50%と、期末レポート50%で評価する。フィードバックの内容毎回の授業で、リアクションペーパーを記入してもらいます。その中から数点のコメントを、次の授業で紹介するとともに、教科書指定図書参考書『図説 中世ヨーロッパの暮らし』河原温・堀越宏一(河出書房新社)2015年教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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