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― 144 ―この講義では、室町時代という時代が、どのような文物をや制度を生み出し、それがどのように日本社会に影響を与えたかについて、政治と文化の関連から読み解いていきます。各回の講義では,文献資料とモノ資料を,時には文学作品も交えて関連付け,日本の歴史として立体的に理解できるように示します。扱う時代範囲は,主に日本中世後期(室町時代から織豊期にかけて)となります。到達目標受講者は日本の歴史を,文献資料とモノ資料から立体的に見ることができるようになります。これまで一面的にしか見てこなかった歴史事象を,全体の中で捉えることができるようになります。講義に即して読書していただき,また文化史的要素・文物を扱いますので、博物館,美術館への積極的な見学をしてもらい授業外学修内容・ます。時間総計としては,授業1回あたり4時間,半期15回で計60時間です。授業の内容の復習にこの時間を当てることも授業外学修時間数可とします。見学場所,予習復習の具体的内容は適宜指示します。ン日本の歴史を語る際には,様々な資料が用いられます。一般的には,文字で書かれた文献資料(歴史史料)に基づいて,歴史的流れが叙述され,いわゆる教科書的通史が出来上がっています。一方,文化を語る場合には,作品・モノで語られることが多く,いわゆる,美術(絵画,彫刻),考古,民俗の作品は,それぞれが有力な物証です。博物館や,美術館の展示で見られるように,この両者の関係を立体的に読み解き,わかりやすく示すことは難しい作業ですが、各回のテーマに沿って提示します。【第1回】中世後期の社会と文化をどのように読み解くか【第2回】鎌倉幕府滅亡と鎌倉府【第3回】建武新政と後醍醐天皇【第4回】足利尊氏と室町幕府【第5回】足利義満と観阿弥・世阿弥【第6回】日明貿易と唐物【第7回】応永期の鎌倉復興と鎌倉寺院【第8回】足利義教と鎌倉公方【第9回】禅宗と室町水墨画【第10回】雪舟と雪村【第11回】寺社参詣の大衆化と美術【第12回】茶の湯の文化史【第13回】洛中洛外図とは何か【第14回】織豊政権と桃山文化【第15回】中世後期日本の社会と文化-まとめにかえて-講義中の問題について復習時間に400~600字以内で記してもらうというものです。必ずしも次回の授業でコメントすることができないかもしれませんが,必要に応じて個別に回答,あるいはフィードバックの機会を作ります。リアクションペーパーが各回5点×15回=75点レポートが25点計100点で60点以下は不合格でするいはフィードバックの機会を作ります。らしてもらいたいと思います。抽 選 の 有 無あり備考古川 元也第2期講義コード11B6130201授業形態講義科目名日本史特講2履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法フィードバックの内容講義中のリアクションについては極力次回の授業でコメントします。課題もそれに準じます。必要に応じて個別に回答,あ教科書指定図書参考書教員からのお知らせ受講者に日本の中世文化について考えてもらう講義です。日本の歴史,文化史を覚えるのではなく,講義の中で,考えを巡オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。特に時間が必要になった相談,質問がある場合には,その方法について別途指示します。普段は本務校,あるいは在宅で仕事をしていますので。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業外学習その他講義内容が多岐にわたるため,参考文献については授業中に適宜指示します。   担 当 教 員    開 講 期 

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