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史学科講義コード11B6123501授業形態講義科目名東洋史概説3履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点(25%)・授業内課題(25%)および期末試験(50%)による総合評価。フィードバックの内容講義内において受講生に対して投げかけた問題点や課題については、原則次週の授業時に講評する。教科書指定図書講義コード11B6123601授業形態講義科目名東洋史概説4履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(25%)・授業内課題(25%)および期末試験(50%)での総合評価。フィードバックの内容授業内課題等の講評・寸評は、原則次週の授業内でおこないます。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ受講上の注意点等については、第1回授業内で提示します。また、参考文献等はその都度授業内で指示します。オフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後、次の授業に支障ない範囲で教室にて受け付けます。または、学科で定めているオアクティブ・ラーニングの内容課題のフィードバックその他パワーポイントが中心の授業となりますが、プリント資料も配布しますので、シッカリ学習してください。   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 師― 133 ―14世紀後半、モンゴル国家である元朝を滅ぼして成立した明朝は、東アジア世界の諸地域にも影響を与えたが、16世紀に入ると大航海時代の波が、明朝を中心とする東アジアに波及して動揺を与えることとなった。本講義では、元朝を滅ぼして出現し、日本や朝鮮をはじめとする東アジア諸地域にも多大な影響を与えた明朝の成立から、衰退の兆しが現れ始める明末(嘉靖・万暦年間)までの流れを概観し、その意義を考える。「概説」という性質上、歴史の流れや中国と周辺国家(朝鮮・日本など)との関係を重点に置くため、極度の専門項目までは立ち入りませんが、必要に応じて原典史料を読み、最新の研究成果もできるだけ紹介します。「東アジア世界」という広い視野を当該時代を眺めることにより、「新たな発見」を見出すことを目指しています。この授業では、60時間以上の授業外学修をおこなうこと。毎回の授業後、授業内容を整理し、次回の授業に臨むこと。また、新聞・ニュースなどに注意を払い、関連情報の収集に努めること。【第1回】「14世紀」の東アジア-導入【第2回】元末の混乱と群雄割拠【第3回】明朝の建国と洪武帝の諸政策【第4回】「靖難の役」と永楽帝の即位【第5回】鄭和の南海遠征と対日交易【第6回】内閣制度の誕生【第7回】「陰の内閣」と宦官【第8回】「土木の変」『明の太祖 朱元璋』壇上 寛(白帝社)1994、『永楽帝』壇上 寛(講談社学術文庫)2012、『中国史(世界各国史3)』尾形勇ほか(山川出版社)1998、『明清と李朝の時代』岸本美緒ほか(中央公論社)1998、『海と帝国:明清時代』上田 信(講談社)2005、『東アジアの「近世」』岸本美緒(山川出版社)1998、『日明関係史研究入門』村井章介(勉誠出版)2015、『永楽帝(世界史リブレット)』荷見守義(山川出版社)2016、『李自成(世界史リブレット)』佐藤文俊(山川出版社)2015、『銀の世界史』祝田秀全(筑摩書房)2016参考書『長城の中国史』阪倉篤秀(講談社選書メチエ)2004、『明代長城の群像』川越泰博(汲古書院)2003、『明代中国の疑獄事教員からのお知らせ概説という科目の性質上、受講の継続性が求められる。また授業時で紹介する各種概説書・参考資料はできるだけ多読してオフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後、次の授業に支障ない範囲で教室にて受け付けます。または、学科で定めているオアクティブ・ラーニングの内容課題のフィードバックその他授業用のプリントを配布します(配布方法は第1回授業時に周知)。パワーポイント中心の授業となりますが、シッカリと件』川越泰博(風響社)2002、『明代とは何か』岡本隆司(名古屋大学出版会)2022欲しい。連続した授業である「東洋史概説4」も継続して受講することを希望します。フィスアワーにて受け付けます。ノートを取ってください。16世紀後半から17世紀前半にかけて、東アジア諸地域には多くの宣教師たちが来航した。彼らのもたらした西洋学術は中華文化に多大な影響を与えた。一方、東北部には「女真(満洲)」が台頭し明朝を圧迫する。本講義では、「明末清初」をキーワードとして、来航宣教師の布教活動とその影響、そして明に替わって登場する「満洲国家」清朝の中国支配の特徴などを中心に、パワーポイントを使用しながら概観する。「概説」という性質上、歴史の流れや中国と周辺国家(朝鮮・日本および西洋諸国)との関係を重点に置くため、極度の専門項目までは立ち入りません。「東アジア世界」と「西洋世界」という広い視野を当該時代を眺めることにより、「新たな発見」を見出すことを目指しています。この授業では、60時間以上の授業外学修をおこなうこと。毎回の授業後、授業内容を整理し、次回の授業に臨むこと。また、新聞・ニュースなどに注意を払い、関連情報の収集に努めること。【第1回】「明末清初」-導入【第2回】「明末」という時代【第3回】明末の増税と「三案」【第4回】宣教師の来航と活動(1)-宣教師来航の背景【第5回】宣教師の来航と活動(2)-布教活動方法【第6回】宣教師の来航と活動(3)-明末清初の来航宣教【第7回】宣教師の来航と活動(4)-典礼問題【第8回】ヌルハチと「後金」の建国その他の受講上の注意は初回の授業時に提示します。『中国史(新版世界各国史3)』尾形勇ほか(山川出版社)1998、『明清と李朝の時代』岸本美緒ほか(中央公論社)1998、『清の太祖 ヌルハチ』松浦 茂(白帝社)1995、『大清帝国』石橋崇雄(講談社)2000、『大清帝国と中華の混迷』平野聡(講談社)2007、『東アジアの「近世」』岸本美緒(山川出版社)1998、『イエズス会と中国知識人』岡本さえ(山川出版社)2008、『日明関係史研究入門』村井章介(勉誠出版)2015、『鄭成功(世界史リブレット)』奈良修一(山川出版社)2016、『李自成(世界史リブレット)』佐藤文俊(山川出版社)2015フィスアワーにて受け付けます。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第9回】「銀」の流通と農民の反抗【第10回】「大礼の議」【第11回】「北虜」と「南倭」(1)【第12回】「北虜」と「南倭」(2)【第13回】張居正の革新政治と「万暦三大征」【第14回】「三案」事件【第15回】まとめ【第9回】サルフの戦い【第10回】明の滅亡と清の「入関」【第11回】清の中国支配【第12回】清朝の「大規模図書」編纂事業【第13回】清の「皇位継承」【第14回】映画・ドラマのなかの明清【第15回】まとめ野沢 佳美野沢 佳美第1期第2期

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