史学科― 119 ―年卒論に取りくむまでにはなお時間はあるが、いずれはやってくる卒論執筆を念頭に、そのための予備的学習として本授業はある。具体的には、歴史学の既存の研究に学び、問いをたてたり、調査したり、考察したりすることを学ぶ。また論文とは何か、といった基礎的知識についても学び、体験的に力をつけていく。自分自身の問いや関心をみつけ出すこと、謎に思うこと、わからないこと、なぜかワクワクすることなど、もっと知りたい、調べてみたいと思うことを明確にしていく。そのために多くの文献を集め、読む。文献の探し方などについてもあらためて確認し、自分でどんどん先に読み進み、さらに問い考える姿勢を身につけていきます。授業外学習としては、指定テクストの予習と課題への応答、コメントシートの提出などで、個人差はあると思いますが、およそ60時間ほどを想定しています。ンこうした前半期の授業を通じて、各自、自分のテーマを見つけ出し、それについて調べ、報告していただきます。【第1回】冬の課題から①【第2回】冬の課題から②【第3回】冬の課題から③【第4回】冬の課題から④【第5回】卒論サンプルの検討①【第6回】卒論サンプルの検討②【第7回】卒論サンプルの検討③【第8回】卒論サンプルの検討④【第9回】問いをみつけるために【第10回】問いを意味づけるために【第11回】研究史の整理の仕方【第12回】研究史の整理の仕方【第13回】履修者のテーマ選択①【第14回】履修者のテーマ選択②【第15回】夏の課題に向けてン【第16~30回】第2期については履修者の調査研究報告が中心となる。毎回数名の報告を予定。ン学年末には、卒論のテーマが決まっていることが望ましい。また必要な調査研究がある程度ンすんでいること、先行研究の論点がある程度把握できていることが望ましい。準備(10%)など総合的に評価する。学出版会)2006年抽 選 の 有 無なし備考長谷川 まゆ帆第1期講義コード11B6122101授業形態演習科目名西洋史演習1A履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業中の貢献(25%)とTeamsを通じたコメントシートの提出(25%)、課題の提出(40%)、各自のテーマ選択と発表のフィードバックの内容コメントシートは全員で共有し、必要に応じて個別にも応答します。教科書『女と男と子どもの近代』長谷川まゆ帆(山川出版社)2017年ほか、『アカデミック・スキルズ入門』佐藤望編(慶応義塾大指定図書『論点・西洋史学』金澤周作監修(ミネルヴァ書房)2020年、『論点・ジェンダー史学』弓削尚子監修(ミネルヴァ書房)2023参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問や相談は、学部学科の定めているオフィスアワー(長谷川の場合は、金曜4時間目)にて受け付けます。アポイントメントは、Teamsのメッセージ機能でも受付けます。基本的にはプレゼンテーション、ディスカッションを行う演習ですので、各人の実践的な授業への関りが重要になります。履修者自身の発表を予定しています。そのための準備を行うこと。他の人の報告に際しても、関心をもって臨み、常に自分に引き寄せて「問い」「考える」姿勢を身につけること。アクティブ・ラーニングの内容その他 担 当 教 員 開 講 期
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