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哲学科― 63 ―技術の哲学現代の世界において重要不可欠な役割を果たしている技術ないし科学技術の役割を哲学的・倫理学的に考えることが目的である。歴史的に変遷してきた技術をめぐる哲学者たちの考えを参照するとともに、現代の喫緊の課題となっている技術をめぐる安全や地球環境の問題などを理解することをめざす。同時に、科学や技術に関係する哲学的概念を理解できるようになることも目標として含まれる。大学設置基準によると、授業に加えて、予習や復習など授業に関連する学習を60時間行うことが求められている。具体的には、毎回の授業後に掲示板の課題へ回答を返信するための復習や、毎回の授業時に使用する教科書の予習などに加え、中間レポート、学期末レポート作成などの時間をこれに当てる。【第1回】はじめに、そして序論:【第2回】続序論:なぜ技術は哲学の基本問題となるのか【第3回】技術と自然(1)::プラトンの技術観【第4回】技術と自然(2):アリストテレスの技術観【第5回】技術と自然(3):フランシス・ベーコンの技術観【第6回】技術と科学、中間レポート課題提示【第7回】技術と社会(1):技術決定論と社会構成主義【第8回】技術と社会(2):技術の解釈学よって変更する可能性がある。しの箇所をご覧ください。の対応も行いますので、その旨を申し出てください。なぜ技術は哲学の基本問題となるのか抽 選 の 有 無なし備考【第9回】中間レポートと検討【第10回】技術と社会(3):技術の創造性と設計の論理【第11回】技術と事故(1):なぜ技術事故はおこるのか【第12回】技術と事故(2):スペースシャトルの事故【第13回】技術と事故(3):福島原子力発電所の事故【第14回】日本の技術哲学【第15回】まとめ村田 純一第1期講義コード11B5125001授業形態講義科目名哲学特殊講義3履修前提条件授業の目的到達目標技術がどのような意味で哲学的・倫理学的問題となるのかを理解できるようになることが目標である。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法学期末レポート35パーセント、中間レポート35パーセント、各授業後の課題への回答30パーセント。ただし履修者の反応にフィードバックの内容掲示板への回答を求める毎回の課題、中間レポートおよび学期末レポートに関するフィードバックは、授業内で行う。教科書『技術の哲学』村田純一(岩波書店)2009、『技術の倫理学』村田純一(丸善株式会社)2006指定図書参考書教員からのお知らせ授業は資料と教科書を使って行い、毎回反応が求められる予定。教科書・参考文献の全体を見たい方は、ストレージのわたオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時の受付のほか、掲示板のシステムて対応します。詳しい個人的質問などは、メールでアクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期 

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