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哲学科講義コード11B5123101授業形態演習科目名哲学演習16履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法事前/事後学習 30% グループ討議 20% レポート 50%フィードバックの内容授業に関する質問があれば、掲示板を」利用するように。課題については、授業内にも必要に応じてコメントする。教科書『<反延命>主義の時代』小松・市野川・堀江 編著(現代書館)2021指定図書参考書『正義論』ロールズ(岩波書店)2010、『笑顔のメッセンジャー』日浦美智恵(文芸社)2010教員からのお知らせ事前学習(予習シートの提出)を前提に授業を進めます。事前に教科書を読み、ポイントと問題点を把握しておかないと、オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容毎時間の講読章に対する予習シートとレポート構想シートの発表を2名程度行い、挙手により意見共有し、教員がコメントその他   担 当 教 員    開 講 期 ― 53 ―抽 選 の 有 無なし備考田坂 さつき第2期生命倫理に関わるテーマで卒業論文を書く学生のために、生命倫理の多岐にわたる領域における基本的な知識を学び、それを当事者の視点から捉え直すことを目的とする。本授業を通して卒業論文執筆のための基本文献を知り、卒業論文のテーマとする事柄について、学びを深めることが期待される。授業の中で、ALS患者や重度障害児者の親との遠隔通信を行うことも予定している。受講生それぞれが、教科書のそれぞれの章について正確に理解し、生命倫理が関わる個別の問題点を明らかにできる。さらに他の受講生とグループで討論する中で、問題提起や質問ができる力を養う。そして、討論を経て得た考察を個人のノートに記し、それを基にレポートを執筆する。事前学習として、次週扱う教科書の箇所を予め読み、ポイントをまとめて問題点をあげる。これを「個人シート」に記入し授業に持参し、グループ討議を行う。「個人シート」は提出するので、電子データあるいは自筆ノートで考察内容を保存して、それをもとに、レポートを作成する。授業外で60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】はじめに【第3回】第一部 〈反延命〉主義の現在序章 〈反延命〉主義とは何か【第4回】第1章 〈反延命〉主義の現在と根源―ドキュメンタリー番組《彼女は安楽死を選んだ》の批判的検討【第5回】第2章 公立福生病院事件の闇【第6回】第3章 安楽死・「無益な治療」論・臓器移植そして「家族に殺させる社会【第7回】第4章 多としてのトリアージ【第8回】鼎談 分ける社会がもたらす命の選別―相模原事件、公立福生病院事件、ナチス安楽死計画【第9回】第一部まとめ ゲスト講師を迎えて【第10回】第二部 〈反延命〉主義を問う第5章 歪められた「生命維持治療」―医師としてACP・意思決定支援に思うこと【第11回】第6章 小児科医の問いと希望―共に在る者として、子どものいのちの代弁を考える【第12回】第7章文学で描かれてきた「よい死」―安楽死・尊厳死の拡大、浸透、定着のなかで【第13回】死ぬ権利を問いなおす―ヨーロッパの動向から【第14回】第二部のまとめ【第15回】レポート提出ン『生検力の歴史』小松美彦(青土社)2015、『宗教と生命倫理』小松美彦 土井健司(ナカニシヤ出版)2005、『ケアの社会倫理学』川本隆史編(有斐閣)2005、『犠牲のシステム』高橋哲哉(集英社)2012、『メタバイオエシックスの構築へ』小松美彦 香川知晶(NTT出版)2010、『良い死』立岩真也(筑摩書房)2008、『唯の生』立岩真也(筑摩書房)2009、『命は誰のものか』香川千晶(ディスカバー)2010、『ニコマコス倫理学』アリストテレス(京都大学出版会)2002、『生命学をひらく』森岡正博(トランスビュー)2005有意義な討論はできません。前回の考察をふりかえる事後学習、そして次回の事前学習をする習慣を身につけましょう。第1期 火曜 14:30-15:30 第2期 木曜11:30-12:30場所 研究室2号館1202stasaka@ris.ac.jpにメールでの予約推奨。他の時間帯やオンラインも要相談。する。後半、グル-プ・ディスカッションを3名ないし4名で行い、グループごとに発表し、意見交換する。

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