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卒業論文(卒論)を書くために、基礎的な勉強の仕方を身につけます。卒論を書くためには、卒論ノートを作ることが効果的です。卒論ノートは、文献研究をするときに、重要な点を適確にメモするもので、卒論作成の最終段階で、役に立つ資料になります。この授業では、卒論ノートを作る練習(予習シート)と、古典のテキストの議論構成を確認して分析する力を少しづつ付けたいと思います。一緒にやってみましょう。プラトンの哲学をテーマに卒業論文を書く学生には、卒論計画書の作成法を具体的に指導します。プラトンの哲学をテーマに卒業論文を書かない受講生に対しても、卒論テーマや参考文献の読解の仕方など一般的な指導を行います。卒業論文執筆の良い準備となることを目標としています。事前学習として、次週扱う対話篇の箇所を予め読み、論点をまとめておく。これを「予習シート」に記入し授業に持参し、グループ討議を行う。「予習シート」は提出するので、電子データあるいは自筆ノートで考察内容を保存して、それらをもとに、レポートを作成する。以上、授業外で60時間以上の学修を行うこと。【第1回】授業ガイダンス【第2回】はじめに p.3-17【第3回】第一章.プラトンはどう書いたのか、プラトンをどう読むか p.23-46【第4回】第二章プラトン哲学の原点 p.47-74.【第5回】第三章自己と他者を変える対話 p.75-88.【第6回】第四章魂・徳・知の関係p.89-113.【第7回】第五章 変革へと促すイデア論1p.116-139【第8回】第五章 変革へと促すイデア論2p.139-159【第9回】第六章 魂の分割『国家』その1p.159-178.【第10回】第七章 哲学者と善のイデア『国家』その2 p.179-200.【第11回】第八章 プラトン、その後に1 p.202-221.【第12回】第八章 プラトン、その後に2 p.221-241.【第13回】コラム3 イデア論を更に考えるために p.242-250..【第14回】おわりに p.251-254.【第15回】レポート構想発表本授業に関する質問・相談は、授業前後の時間およびポータルサイト掲示板で受け付けます。個人的な質問への対応は、授業中もしくはオフィスアワーまたはTeamsの面談クラスで行う。面談希望者は、事前にメールで予約をとること(stasaka@ris.ac.jp)。『プラトンの哲学』藤沢令夫(岩波書店)1998、『プラトンとの哲学―対話篇をよむ』納富信留(岩波書店)2015、『プラトン入門』R.S.ブラック(岩波書店)1992、『ソフィストと哲学者の間-プラトン『ソフィスト』を読む』納冨信留(名古屋大学出版会)2002有意義な議論はできません。前回の考察をふりかえる事後学習、そして次回の事前学習をする習慣を身につけましょう。第1期 火曜 14:30-15:30 第2期 木曜11:30-12:30場所 研究室2号館1202stasaka@ris.ac.jpにメールでの予約推奨。他の時間帯やオンラインも要相談。する。後半、グル-プ・ディスカッションを3名ないし4名で行い、グループごとに発表し、意見交換する。に対するコメントをもらうことを予定している。抽 選 の 有 無なし備考田坂 さつき第1期講義コード11B5123001授業形態演習科目名哲学演習15履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法事前/事後学習予習シート 30% 議論への参加 20% レポート 50%フィードバックの内容教科書『はじめてのプラトンー批判と変革の哲学』中畑正志(講談社現代新書)2021指定図書参考書教員からのお知らせ事前学習(予習シートの提出)を前提に授業を進めます。事前に対話篇を読み、ポイントと問題点を把握しておかないと、オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容毎時間の講読章に対する予習シートとレポート構想シートの発表を2名程度行い、挙手により意見共有し、教員がコメントその他何回目になるかは未定だが、教科書の著者をゲスト講師として授業に招いて(オンラインの場合もある)、学生の質問や意見   担 当 教 員    開 講 期 ― 52 ―

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