letters_2023_02
52/470

講義コード11B5121601授業形態演習科目名哲学演習1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容リアクションペーパーに関しては、毎回、次の授業で講評する。教科書『愛するということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1991指定図書『生きるということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1977参考書オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容・毎回、教師からのフィードバックによる振り返り。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 42 ―「人を愛する」という想いは、あまりにもあたりまえのことで、自然に人は人を愛するようになると思われている。しかし、愛するという人間存在の根本にかかわる想いとは、実際いかなるものなのだろうか。フロムの愛に関する思想を概観し、愛する心の力を養うことが、この授業の目的である。愛することが実は習い覚える必要のある技術であることが、理解できるようになる。また、愛にはその愛する対象にそって様々な姿を見せるとともに、そこには根本的に共通な姿勢があることが分かるようになる。それを知ることで、他者との関わりに対して自省し、他者と深くかかわる技術を身に着けることができる。各回の授業のテキスト該当箇所を必ず事前に読み、分からない箇所はまず事前に自分で徹底的に調べてみる。そして、そこで主張されていること、結局自分には理解し得なかったことをノートにまとめておき、授業で適切に発表や質問ができるように準備しておくこと。そのために授業外で60時間以上の学修が必要と思われる。【第1回】フロムの生涯とその時代背景【第2回】フロムの思想とその意義【第3回】フロムと精神分析【第4回】フロムと社会主義【第5回】フロムとキリスト教【第6回】技術としての愛【第7回】実存の問題としての愛【第8回】親子の愛【第9回】兄弟愛【第10回】母性愛【第11回】異性愛【第12回】自己愛【第13回】神への愛【第14回】愛と社会制度【第15回】愛の練習ンン※ 以上は予定であり、学生の関心の方向性や理解度に応じて、思索の流れに沿って教育的に変更することもあります。評価方法:簡単なリアクションペーパーを毎回提出評価基準:テキストを理解したか(45%)、それに基づいて自ら思索しているか(45%)、授業への取り組み姿勢(10%)で、各回のリアクションペーパーを判定し平均点を最後に算出。『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム(東京創元社)1965、『悪について』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1989、『希望の革命』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1970、『愛における自由の問題』北森嘉蔵(東海大学出版会)1966、『アウグスティヌスの愛の概念』ハンナ・アーレント(みすず書房)2002、『マザー・テレサ あふれる愛』沖守弘(講談社文庫)1984、『マザー・テレサ 愛の花束』中井俊巳(PHP文庫)2007、『愛欲の精神史1・2・3』山折哲雄(角川ソフィア文庫)2010.2013教員からのお知らせ授業は楽しくなければ、と思っていますので、多くの日常の出来事をもとに、皆さんと思うところを自由に話し合いたいと思います。但し、遅刻と欠席はしないように。本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます。①オフィスアワー/木曜日14:30-16:00②授業時間の前後③メール/原則、平日8:00-16:00に返信/あて先は授業内で指示します。・能動的な授業時間外学習。抽 選 の 有 無なし備考村上 喜良第1期

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る