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抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考本郷 朝香湯浅 正彦第2期第1期講義コード11B5120901授業形態講義科目名近代哲学史2履修前提条件授業計画成績評価の方法レポート試験フィードバックの内容定期的にリアクションペーパーを書いてもらい、翌週の授業内で質問などに答えていきます。教科書指定図書参考書『精神現象学』ヘーゲル(平凡社)1997、『監獄の誕生』フーコー(新潮社)1977、『道徳の系譜』ニーチェ(岩波書店)1940教員からのお知らせ分からないことがあれば何でも聞いてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容その他講義コード11B5121001授業形態講義科目名現代哲学の諸相1履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法期末のレポート60%、平常点40%により総合的に評価する。フィードバックの内容小テストを行なった場合には、模範解答を示す。教科書『哲学がわかる 因果性』スティーヴン・マンフォード、ラニ・リル・アンユム(岩波書店)2017年指定図書なし参考書なし教員からのお知らせ適宜質問や討論の時間を設けるつもりですので、積極的に発言して哲学的な体験を深めるようにしてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容グループディスカッション。その他テクストをもたない者(家へ忘れてきた場合を含む)の授業への参加を認めません。また、理由なく授業に遅刻して来た者本授業では、ヘーゲル、フーコー、ニーチェのテクストを読みつつ、西欧における人間の「精神」と「身体」の関係の変遷を、社会における権力の行使の在り方の変遷と絡めて追っていき、他者支配と自己支配には違いがあるのか否かを考察する授業の目的ことを通して、人間の「主体」、「自由」、「自律」を再考する契機とする。到達目標すでに様々な形で権力を行使されている私たちの生活において、改めて主体とは何か、我々に主体性を獲得する可能性はあ授業外学修内容・授業外学修時間数るのか否かを、日常でも考えるられるようにする。毎回の授業の内容を自分なりにまとめ、次回に臨むようにしてください。【第16回】ガイダンス【第17回】ヘーゲル:主人と奴隷【第18回】フーコー:身体の支配と精神の支配(1)【第19回】フーコー:身体の支配と精神の支配(2)【第20回】ニーチェ:自身を認識しない認識者【第21回】ニーチェ:道徳の起源についての従来の意見【第22回】ニーチェ:主人道徳と奴隷道徳【第23回】ニーチェ:債権・債務概念【第24回】ニーチェ:「疚しい良心」の起源(1)【第25回】ニーチェ:「疚しい良心」の起源(2)【第26回】ニーチェ:芸術家・哲学者にとっての禁欲主義的理想の意味【第27回】ニーチェ:弱者にとっての禁欲主義的理想の意味【第28回】ニーチェ:キリスト教の自己超克としての近代科学【第29回】ニーチェ:無を意志するということ【第30回】まとめ現代哲学は、古代ギリシア以来二千数百年にわたる西洋哲学の歴史的展開を受けて、実に多種多様な様相を呈している。しかしこの授業では、そのうちから最近の目立った思潮を代表するような著作を取り上げ解説することで、その理解のための一助とすることにしたい。そのために今年度は、哲学的な最重要問題の一つである「因果性」に関する現代の諸議論を見事に総括しつつ展望した、スティーヴン・マンフォードとラニ・リル・アンユムの共著『哲学がわかる 因果性』を精読する。到達目標現代哲学の多様なアスペクトを理解しつつ、そこでいまなお、おそらくはいつまでも追究されるべき哲学的な問題に見当をつけることができる。この科目では、次のような作業により60時間以上の授業外学修を行なうこと。すなわち、各回に読むテクストの該当箇所を授業外学修内容・下読みして、理解できない点を明確にし、必要に応じて質問できるようにして授業を受けること。授業後には、授業の内容授業外学修時間数を念頭に置きながら、該当箇所を反復読み、自分なりのまとめを執筆すること。【第1回】 はじめに なぜ因果性なのか【第2回】 第1章 問題 因果性のどこが難しいのか【第3回】 第2章 規則性 結びつきのない因果性はあるのか【第4回】 第3章 時間と空間 原因は結果よりも前に起こるか【第5回】 第4章 必然性 原因はその結果を保証するか【第6回】 第5章 反事実条件的依存性 原因は違いを生じさせるか【第7回】 第6章 物理主義 すべては伝達に尽きるのか(1)【第8回】 同上(2)【第9回】 第7章 多元主義 異なる多くの因果があるのか(1)【第10回】 同上(2)【第11回】 第8章 原初主義 因果性は最も基礎的か(1)【第12回】 同上(2)【第13回】 第9章 傾向性主義 何が傾向を持つのか(1)【第14回】 同上(2)【第15回】 第10章 原因を見つける それはどこにあるのかは出席扱いにしません。   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 36 ―

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