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哲学科トマス・ネーゲルの『哲学ってどんなこと?』をテキストにします。この本はやさしい文章で書かれていますが、その中で展開されている哲学的議論の水準は決して低くはありません。また、さまざまな哲学的立場が紹介されていますが、それらも原則として特別な予備知識なしに読めるように書かれています。この講義では、この本を読んで皆で考えることを通じて、哲学的に考えるとはどのようなことなのかを学んでもらいたいと思います。・哲学的な考え方にふれる・哲学的な問題について、周囲の人たちと議論できる・ある問題に対する自分の考えをまとめ、他人にもわかるように発言できるこの授業では60時間の時間外学習を課します。その時間を課題の作成にあててください。【第1回】イントロダクション:哲学とは何か?【第2回】どうやって私たちは何かを知るのだろうか【第3回】どうやって私たちは何かを知るのだろうか【第4回】どうやって私たちは何かを知るのだろうか【第4回】どうやって私たちは何かを知るのだろうか【第5回】他人の心【第6回】他人の心【第7回】他人の心【第8回】正しいことと不正なこと【第9回】正しいことと不正なこと【第10回】正しいことと不正なこと【第11回】正しいことと不正なこと【第15回】正しいことと不正なことヨーロッパ近代の哲学は、科学革命、近代市民社会形成、さらに神学との対決を背景としている。その点を念頭に、イギリス経験論(ロック、ヒュームなど)と大陸の合理論(デカルト、スピノザなど)、さらにカント哲学などを、1800年ころまで概観するのが本講義の目的である。主要著作の原典に触れる機会を重視する形で授業にのぞむ。授業に即したレポートを数回提出してもらうが、この課題処理に10時間。授業中に配布するプリントの再読、ならびに授業中に指定する参考文献の読書に50時間。全体として、授業以外の学修は最低60時間以上行なうこと。【第1回】「近代哲学史」とはどういうものか。「イギリス経験論」と「大陸の合理論」の基本特徴、ならびに「哲学史観」【第2回】デカルト哲学紹介、とくに『省察』【第3回】デカルトの機械論ならびに二元論の検討【第4回】ロック哲学の紹介、とくに『人間知性論』【第5回】ロックの言語論ならびにバークリによるロック批判【第6回】ロックの市民社会論紹介、とくに『統治二論』【第7回】ヒューム哲学紹介、とくに『人性論』【第8回】ヒュームによる『摘要』の検討【第9回】カント理論哲学の紹介1【第10回】カント理論哲学の紹介2【第11回】カント実践哲学の紹介【第12回】スピノザ哲学の紹介、とくに『エチカ』【第13回】汎神論論争の紹介【第14回】汎神論論争とその影響【第15回】まとめそれで50点。両者の合計で評価します。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考竹内 聖一長倉 誠一第2期第1期講義コード11B5120704授業形態演習科目名基礎演習4D履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み(30%)、課題(40%)、期末レポート(30%)で評価します。フィードバックの内容課題は添削して返却します。教科書指定図書『哲学ってどんなこと?-とっても短い哲学入門-』トマス・ネーゲル(昭和堂)1993参考書教員からのお知らせオフィスアワー授業に関する質問・相談は、授業後に受けつけます。アクティブ・ラーニングの内容グループ・ディスカッション、プレゼンテーションその他講義コード11B5120801授業形態講義科目名近代哲学史1履修前提条件授業の目的到達目標17世紀と18世紀のヨーロッパ哲学の概要を理解すること。ならびに今日におよぶその影響を理解すること。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法課題を出して「レポート」を提出しもらいますが、それによって平常点として50点。最後に小試験を実施する予定ですが、フィードバックの内容提出物を確認し、必要に応じて返答します。教科書プリント配布指定図書参考書教員からのお知らせとくになしオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容授業内容を文章としてまとめ、レポートとして提出することを数回求める。その他とくになし   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 の問題について― 35 ―

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