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哲学科講義コード11B5120702授業形態演習科目名基礎演習4B履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法予習シート 30% 討論への参加 20% レポート 50%フィードバックの内容課題に対するフィードバックは次週授業内冒頭にて行う。教科書『見捨てられた<いのち>を考える』安藤泰至・島薗進編著(晶文社)2021指定図書参考書教員からのお知らせ事前学習を前提に授業を進めます。事前に教科書を読み、ポイントと問題点を把握しておかないと、有意義な討論はできまオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 33 ―科学技術の進歩により、命をめぐる倫理が問われるようになった。それが具体的にどのような問題であり、どのような背景から問われているのか。自分がその中に巻き込まれたとき、どのような判断をするのか、それを具体的な事例に即して丁寧に考えていきたい。そして、教科書の著者を授業に招き、質疑応答と討論をする時間を設けたい。生命倫理の問題を読み解き、グループで議論する力をつけることを目標とする。グループの構成員が、毎回順番に、司会・記録・等の役割を担い、討論することにより、哲学的問題を共に探求する方法をとる。全体で討論したり、共同で現実的な問題について考えたりする機会も設ける。事前学習として、次週扱う教科書の箇所を予め読み、ポイントをまとめて問題点をあげる。これを「予習シート」に記入し授業に持参し、グループ討議を行う。「予習シート」は提出するので、電子データあるいは自筆ノートで考察内容を保存して、それをもとに、レポートを作成する。全体で60時間以上行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】まえがき―安藤泰至【第3回】第1部 京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ「安楽死」「尊厳死」の危うさ―安藤泰至【第4回】ALS患者の「死ぬ権利」?―川口有美子【第5回】医療が死を早めてよいのか?―島薗進【第6回】第2部「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び【第7回】〈間〉の生を聴く/〈間〉の生を語る―大谷いづみ【第8回】いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?―島薗進【第9回】第2部 ディスカッション【第10回】第3部「死」へと追い詰められる当事者たち【第11回】家族に「殺させる」社会を生きる―「大きな絵」のなかで「小さな物語」に耳を澄ます-児玉真美【第12回】医療資源について語るとき考えなければならないこと―島薗進【第13回】第3部 ディスカッション【第14回】あとがき--島薗進 著者から聞く【第15回】レポート提出 まとめンン注:授業の進行は受講生の興味関心に適宜対応するので、予定を変更する可能性もある。【第14回】だけでなく、著者をゲスト講師に招く講義を計画している。レポートのフィードバックはWebClassにて行う。『メタバイオエシックスの構築へ』小松美彦 香川知晶(NTT出版)2010、『ケアの社会倫理学』川本隆史編(有斐閣)2005、『宗教と生命倫理』小松美彦 土井健司(ナカニシヤ出版)2005、『生権力の歴史-脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』小松美彦(青土社)2012せん。前回の考察をふりかえる事後学習、そして次回の事前学習をする習慣を身につけましょう。第1期 火曜 14:30-15:30 第2期 木曜11:30-12:30場所 研究室2号館1202stasaka@ris.ac.jpにメールでの予約推奨。他の時間帯やオンラインも要相談。毎時間の講読章に対する発表を2名程度行い、それに対する、挙手による意見共有を行ない、教員がコメントする。後半は、グル-プ・ディスカッションを3名ないし4名で行い、議論内容をグループごとに発表し、意見交換する。学期末レポート構想を各自が発表し、意見交換する。教科書の著者を招いてコメントしてもらう。殺される/殺すのはだれか?―安藤泰至生命倫理問題における「当事者」の再考―いのちを守るとはどういうことか―安藤泰至抽 選 の 有 無なし備考田坂 さつき第2期

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