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この授業では、哲学を学び自ら哲学することを目指す諸君に、基礎的な素養となる哲学史的な知識をいくらか授け、哲学的な問題をいかに探り出し、それにいかに取り組み議論を構成していくかについて、若干の手ほどきを与えます。そのために、この授業では、カントの『実用的見地における人間学』(以下『人間学』と略称)の第一部第一編「認識能力について」の第三四節以降を精読します。この科目では、以下のような作業をして60時間以上の授業外学修を行なうこと。すなわち、各回に読むテクストの該当箇所を下読みして、理解できない点を明確にし、必要に応じて質問できるようにして授業を受けること。授業後には、授業の内容を念頭に置きながら、該当箇所を反復読み、自分なりのまとめを執筆すること。【第1回】イントロダクション【第2回】『人間学』第一編第三四節の読解【第3回】『人間学』第一編第三五節・三六節の読解【第4回】『人間学』第一編第三七節・三八節の読解【第5回】『人間学』第一編第三九節の読解【第6回】『人間学』第一編第四〇節・四一節の読解【第7回】『人間学』第一編第四二節の読解【第8回】『人間学』第一編第四三節・四四節の読解【第9回】『人間学』第一編第四五節の読解【第10回】『人間学』第一編第四六節の読解【第11回】『人間学』第一編第四七節の読解【第12回】『人間学』第一編第四八節・四九節の読解【第13回】『人間学』第一編第五〇節・五一節の読解【第14回】『人間学』第一編第五二節・五五節の読解【第15回】まとめが考えたい問題を示してくれるテクストを手に入れることが、哲学することへの王道です。は出席扱いにしません。な思考力、読解力、論述力、歴史・文化への関心を養成するのが目的である。テキストの読解、レポート作成を含めて、授業外に計60時間以上の学修が必要となる。【第1回】イントロダクション 無意識の発見【第2回】メスマーの動物磁気説【第3回】メスメリズムの展開【第4回】啓蒙主義からロマン主義へ【第5回】啓蒙期の吸血鬼論争【第6回】ロマン主義と吸血鬼文学【第7回】フィヒテとノヴァーリス【第8回】ノヴァーリスの魔術的観念論【第9回】自然哲学とロマン主義 シェリング G.H.シューベルト【第10回】エッカルツハウゼンの魔術論【第11回】ショーペンハウアー意志の哲学【第12回】C.G.カールスとE.v.ハルトマン 無意識の哲学【第13回】フランスのオカルティズム復興 エリファス・レヴィ【第14回】夢の研究 A.モーリー サン・ドニ侯爵【第15回】結 ユングとオカルティズム抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考湯浅 正彦武内 大第1期第1期講義コード11B5120601授業形態演習科目名基礎演習3A履修前提条件授業の目的到達目標哲学的な問題について、その謎の深さを、なにがしか感じ取れるようになります。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末のレポート60%、平常点40%により総合的に評価する。フィードバックの内容小テストを行なった場合には、模範解答を示す。教科書プリントを配布する。指定図書なし。参考書適宜紹介する。教員からのお知らせ生活のうちで相応に時間を確保して自発的に、忍耐づよくテクストを読むことを習慣とするように努力してください。自分オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容テクストを読むことを通した能動的な授業外学習。その他テクストをもたない者(家へ忘れてきた場合を含む)の授業への参加を認めません。また、理由なく授業に遅刻して来た者講義コード11B5120602授業形態演習科目名基礎演習3B履修前提条件授業の目的近代哲学の歴史をオカルティズムとの関連から見ていくことで、「想像力」、「無意識」の問題に迫る。この授業では、哲学的到達目標歴史的・文化的背景を踏まえた哲学的思考ができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(60%)、授業への参加意欲(40%)を考慮した総合評価。フィードバックの内容提出された課題や質問については、随時フィードバックを行う。教科書指定図書参考書『無意識の発見上-力動精神医学発達史』エレンベルガー(弘文堂)1980教員からのお知らせ資料は授業中に配布。参考書は授業中に改めてお知らせいたします。オフィスアワー本授業に関する質問・相談はメールで対応します。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業時間外学習。その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 30 ―

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