letters_2023_02
388/470

講義コード11B8134401授業形態講義科目名書論・鑑賞履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法毎回の授業への取り組み(70%)と期末レポート(30%)によって評価します。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを翌週授業の冒頭で行います。教科書毎回の授業で配付するハンドアウトをもって教科書に代えます指定図書オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 378 ―中国の古典書論を読みながら、あわせてそこで論じられる作品を鑑賞し、どのような観点や言葉によって書が論じられてきたかを学びます。書論とは、書について論じた文献の総称です。文字の姿それ自体が芸術とみなされるようになるには、理論の発展が不可欠です。中国において、書が芸術として発展するに伴って、書人や作品の批評が行われ、理論書が著されました。書論を読むことによって、書とは何か、またその芸術性はどのようなものであるかを理解します。漢文の読解を基本とするので、漢和辞典(電子辞書やスマホのアプリも可)を必ず持参すること。・書を批評する観点と用語を学ぶ。・基本的な漢文の知識を身につけ、漢和辞典を使って書論を読めるようになる。・書論の歴史的展開を理解し、時代による書の価値観の変遷を理解する。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うことが求められます。自分が関心をもった作品や書人について、図書館で関連する本を探し、深く掘り下げてください。また、首都圏には、書の作品を所蔵・展示している博物館や美術館がたくさんあります。自ら足を運び、なるべく多くの本物に触れてください。【第1回】書論とは何か:芸術論と批評の問題【第2回】趙壹「非草書」【第3回】羊欣「古来能書人名」【第4回】虞龢「論書表」【第5回】庾肩吾『書品』【第6回】孫過庭『書譜』①【第7回】孫過庭『書譜』②【第8回】張懐瓘『書断』『中国書論大系』中田勇次郎編(二玄社)1977-1999、『画禅室随筆講義』神田喜一郎(同朋舎)1980、『芸舟双楫』高畑常信参考書訳注(木耳社)1982、『中国文明選14芸術論集』福永光司(朝日新聞社)1971、『中国古典文学大系54文学芸術論集』目加田誠編(平凡社)1974教員からのお知らせ本科目は、高校「書道」の教員免許のための教職科目です。ただし、教員免許取得を目的としない場合であっても、書に関心があり、真剣に学ぶ意思のある方の受講は歓迎します。本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応します。また、メールでも受け付けます。E-mail:isonomia1219@gmail.com抽 選 の 有 無なし備考【第9回】蘇軾『東坡題跋』【第10回】黄庭堅『山谷題跋』【第11回】米芾『海岳名言』【第12回】趙孟頫「蘭亭十三跋」【第13回】董其昌『画禅室随筆』【第14回】阮元『北碑南帖論』『南北書派論』【第15回】包世臣『芸舟双楫』亀澤 孝幸第2期

元のページ  ../index.html#388

このブックを見る