letters_2023_02
385/470

文学科日文コース講義コード11B8133701授業形態講義科目名日中比較文学論1履修前提条件授業計画成績評価の方法リアクションペーパーおよび課題・レポート(40%)、第15回の授業内試験(60%)の割合で、総合的に評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを、翌週以降の授業内やポータルサイトなどで行う。教科書指定図書『唐物語』小林保治(講談社)2003、『蒙求 上』早川光三郎(明治書院)1973、『蒙求 下』早川光三郎(明治書院)1973、参考書『唐物語提要ほか』室松岩雄(すみや書房)1969教員からのお知らせ特定の教科書は使用せず、必要に応じてプリントを配信し、参考書を紹介する。また、漢和辞典を準備しておくことが望まオフィスアワーこの科目に関する質問・相談は、授業前後の時間帯、あるいはオンライン(ポータルサイトの掲示板など)で対応する。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他講義コード11B8133901授業形態講義科目名仮名書法研究履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 375 ―【第9回】「関戸本古今集」①【第10回】「関戸本古今集」②【第11回】「関戸本古今集」③【第12回】「寸松庵色紙」①【第13回】「寸松庵色紙」②【第14回】「寸松庵色紙」③【第15回】散らし書き創作漢文学は、日本の文化全般の成熟に多大な影響を与えてきた。本講義では、中世に成立した中国故事の幼学書である『唐物語』をテキストとして、中国文学の日本文学への影響や和漢の美学の違い、享受の段階で〈成長〉する故事といった点に主授業の目的眼を置き、作品をより深く鑑賞することを目的とする。到達目標和漢比較を中心に、漢詩文の読解力・鑑賞能力を高めることができる。研究・教材開発の基礎手続を把握し、国語教育の教材研究に生かすことができる。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学習を行うこと。次回の授業で取り扱う内容や出題された課題について、辞典や参考書授業外学修時間数を用いて内容を整理し、問題点を設定しておくこと。【第1回】ガイダンス、研究の基礎手続、『唐物語』について【第2回】幼学書と日本文学①(『蒙求』「子猷尋戴」と『唐物語』「王子猷、戴安陶を尋ぬる語」)【第3回】幼学書と日本文学②(『蒙求』「文君当壚」と『唐物語』「卓文君、相如に嫁ぎ、相如出世の語」)【第4回】幼学書と日本文学③(『蒙求』「緑珠墜楼」と『唐物語』「石季倫の寵姫緑珠、高楼より身を投ぐる語」)【第5回】幼学書と日本文学④(『蒙求』「趙勝謝躄」と『唐物語』「平原君の寵姫、足悪き者を嘲笑して死を賜れる語」)【第6回】幼学書と日本文学⑤(『蒙求』「楚荘絶纓」と『唐物語』「楚の荘王、后に無礼を働きたる家来を咎めざる語」)【第7回】白詩と日本文学①(白居易「琵琶引」と『唐物語』「白楽天、商人の妻の琵琶を聞く語」)【第8回】白詩と日本文学②(白居易「李夫人」と『唐物語』「漢の武帝、李夫人を追慕して反魂香を薫く語」)【第9回】白詩と日本文学③(白居易「長恨歌」と『唐物語』「玄宗皇帝と楊貴妃の語」①「二人の出会い」)【第10回】白詩と日本文学④(白居易「長恨歌」と『唐物語』「玄宗皇帝と楊貴妃の語」②「楊貴妃の死」)【第11回】白詩と日本文学⑤(白居易「長恨歌」と『唐物語』「玄宗皇帝と楊貴妃の語」③「憂悶の日々」)【第12回】白詩と日本文学⑥(白居易「長恨歌」と『唐物語』「玄宗皇帝と楊貴妃の語」④「長生殿の誓い」)【第13回】白詩と日本文学⑦(白居易「長恨歌」と『唐物語』「玄宗皇帝と楊貴妃の語」⑤「話末評語」)【第14回】〈成長〉する故事(『唐物語』「張文成、則天皇后を恋慕して『遊仙窟』を書く語」・『唐物語』「夫を恋慕せる女、『白楽天詩選 上』川合康三(岩波書店)2011、『白楽天詩選 下』川合康三(岩波書店)2011しい(持参は任意)。書道の実技を学びます。古典の臨書を通して仮名(かな)の基礎を身につけることを目的とします。仮名とは、漢字の草書をさらに簡略化することでつくられた日本独自の音標文字です。本科目では、まず「高野切第三種」で変体仮名の読み方と仮名の筆法の基礎を学び、その後、他の平安古筆をもとに、散らし書きを含めた仮名書法の様々な表現技法を身につけます。・仮名の基本用筆を身につける。・変体仮名を読めるようになる。・散らし書きの様式によって和歌を書けるようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うことが求められます。授業内で取り上げられた作品について、自宅でしっかりと練習し、課題に取り組んでください。また、首都圏には、書の作品を所蔵・展示している博物館や美術館がたくさんあります。自ら足を運び、なるべく多くの本物に触れるよう心がけてください。【第1回】講義:仮名について【第2回】「高野切第三種」①【第3回】「高野切第三種」②【第4回】「高野切第三種」③【第5回】「高野切第三種」④【第6回】「高野切第一種」①【第7回】「高野切第一種」②【第8回】「高野切第一種」③毎回の授業内課題(70%)と期末課題(30%)によって評価します。毎回の授業では、課題を練習の上、半紙1枚に清書したものを提出します。期末課題では、授業で取り上げた古典のなかから好きな作品を選んで、まとまった量の臨書作品に取り組みます。なお、巧拙(上手い・下手)だけで成績評価することはせず、ひとりひとりの取り組みと成長とを積極的に評価しますので、書が苦手だからといって受講を躊躇する必要はありません。フィードバックの内容毎回の授業で提出する課題を、次回授業の冒頭で評価をつけて返却します。教科書毎回の授業で配付するハンドアウトをもって教科書に代えます指定図書参考書『日本名筆選5高野切第三種』(二玄社)2006、『日本名筆選1高野切第一種』(二玄社)1993、『日本名筆選19関戸本古今集』教員からのお知らせ本科目は、高校「書道」の教員免許取得のための教職科目です。ただし、教員免許取得を目的としない場合であっても、書オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。その他(二玄社)1994、『日本名筆選12寸松庵色紙』(二玄社)2005に関心があり、真剣に学ぶ意思のある方であれば受講を歓迎します。死して石と化する語」)【第15回】授業の総括、授業内試験抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無あり備考布村 浩一根本 知第2期第1期

元のページ  ../index.html#385

このブックを見る