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アウグスティヌスの哲学とキリスト教への回心アンセルムスの真理論抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】アリストテレスとイスラム哲学の影響と大学の成【第10回】トマスの神の存在証明【第11回】トマスの存在理解とアナロギア【第12回】トマスの倫理と自然法【第13回】中世後期の思想的特徴とスコトゥスの個体化の原【第14回】スコトゥスの主意主義と愛の倫理【第15回】オッカムの唯名論と直観理小川 量子立 トマスにおける神学と哲学湯浅 正彦第2期第1期講義コード11B5120301授業形態講義科目名古代・中世哲学史2履修前提条件授業計画講義コード11B5120401授業形態講義科目名哲学とは何かA履修前提条件授業の目的本講義においては、聴講者に、哲学するための訓練とはどういうものかについて、いささかの理解をもってもらうこと、併到達目標哲学とはどのような知的な営みであるかについて、いくらか理解でき、そのために哲学者たちが開発してきた諸理論や諸術語についてなにがしかの知識が得られる。授業外学修内容・この科目では、以下のような作業をして60時間以上の授業外学修を行なうこと。すなわち、各回の授業内容を復習し、課題授業外学修時間数への回答をC-learningで提出すること、また前回の課題への講評を熟読すること。【第1回】イントロダクション【第2回】序説:「哲学」をめぐって【第3回】哲学の諸部門について【第4回】哲学史から(1):ソクラテスの哲学【第5回】哲学史から(2):プラトンの哲学【第6回】哲学史から(3):アリストテレスの哲学【第7回】哲学史から(4):ストアの哲学【第8回】哲学史から(5):アウグスティヌスの哲学【第9回】哲学史から(6):デカルトの哲学【第10回】哲学史から(7):ロックの哲学【第11回】哲学史から(8):ライプニッツの哲学【第12回】哲学史から(9):ヒュームの哲学【第13回】哲学史から(10):カントの理論哲学【第14回】哲学史から(11):カントの道徳哲学【第15回】哲学史から(12):カントの美学・目的論授業計画成績評価の方法期末試験60%、平常点40%により総合的に評価する。フィードバックの内容課題に関しては、模範解答を含む講評を行なう。教科書なし指定図書なし参考書教員からのお知らせ講師自身がいかに哲学しているかを知りたい方は、参考書に掲げた著書をお読みください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業外学習。その他西欧における古代哲学の継承と中世キリスト教哲学の発展を主要な哲学者の思想に基づいて時代背景と著作の両面から理解する。古代末期の教父時代から中世後期までの哲学的問題を捉え、ヨーロッパの近現代の思想との連関からも考えることで、授業の目的西洋哲学史の流れを全体的に展望できるようにする。到達目標中世ヨーロッパにおいて形成された学問的伝統と哲学的な議論について現代的な視点から考える。中世の哲学者のテキストから、哲学者の問題や論点を理解し、時代と哲学との関係を捉えることを目指す。授業外学修内容・授業で扱ったテーマから自分の問題意識に応じて特定の著作の翻訳を選び、読んで理解したことをレポートにまとめる。授業外学修時間数【第1回】中世哲学の全体の流れとオリエンテーション【第2回】キリスト教と古代哲学の受容【第3回】アウグスティヌスの真理の探究【第4回】アウグスティヌスの神理解と記憶論【第5回】12世紀の学問研究と修道院文化【第6回】アンセルムスの神の存在証明【第7回】普遍論争とアベラールの論理学【第8回】アベラールの倫理学授業への積極的参加と授業内容に対する自発的質問および教師の問いかけやC-Learningアンケートに対する応答(40%)と成績評価の方法レポート(60%)から総合的に評価する。ただしC-Learningの応答が10回未満で、内容理解が認められない場合には評価できない。フィードバックの内容授業中に授業内容やレポートに関する質問に解答する。中世哲学を学ぶために必要なことを示し、各人の関心に応じて、ア教科書指定図書参考書『中世哲学を学ぶ人のために』中川純男・加藤雅人編(世界思想社)2005年、『哲学の歴史<第3巻>神との対話-中世信仰教員からのお知らせ個別的なテーマに関する文献や資料については授業中に指示する。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後に掲示板やメールで対応します。アクティブ・ラーニングの内容C-Learningに毎回の授業に対する疑問、興味などを書き込む。適宜各人の関心や問題点を分かち合う機会をもつ。レポートその他ドバイスする。とその調和』中川純男編(中央公論新社)2008年、『中世の哲学』マクグレイド(京都大学学術出版会)2012年には授業に関する自己学習の成果をまとめる。せて、どうしても必要な哲学史的な知識を伝授すること、を目指します。『哲学の基礎』山本信(北樹出版)1988年、『論理学概論』近藤・好並(岩波書店)1964年、『倫理学』W.K.フランケナ(培風館)1975年、『哲学の歴史 12巻』(中央公論新社)2007年、『哲学事典』(平凡社)1971年、『哲学思想事典』(岩波書店)1998年、『存在と自我』湯浅正彦(勁草書房)2003年、『超越論的自我論の系譜』湯浅正彦(晃洋書房)2009年配布する資料の記述は、できるかぎり平易なものにしてありますが、学問的な厳密性のため、馴染みのない向きには、難しく感じられるかもしれません。とはいえ、時間をかけて、ていねいに、繰り返し読めば、かならず理解できるでしょう。   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 28 ―

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