letters_2023_02
379/470

文学科日文コース講義コード11B8131901授業形態講義科目名映像文化研究1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画   担 当 教 員    開 講 期 ― 369 ―本講義は特にテレビの映像表現と時事性に重心を置く。番組がどう作られ、スタッフや出演者は何を発見し、どんな問題を抱えながら番組を作っているのか。問われる「公共性」とは何か。制作者と視聴者の関係はいかにあるべきか。SNSが拡大する現在、既存メディアの役割とは何か?社会時事問題も視野に入れ、現在進行形の「社会」や「映像」が果たすべき課題を考え、「作る側」「視る側」双方にとっての映像文化を考えてゆく。巷にあふれるメディア論などの受け売りではなく、自らが感じたこと考えたことを、自分の言葉で表現できること。講義中に試聴する映像作品や自分が過去に視聴した映像作品のいずれかについて「自分の体験と見方」によって論評することを目的としたリポートを課し、「自分の視点から考えること」を到達度の指標とする。集中講義のため、長時間映画や番組を鑑賞する機会を設けるが、授業外においても、積極的にテレビ番組や報道を主体的に視聴する学修を求める。授業計画はシラバスの通りの固定的なものではなく、常にタイムリーな問題を扱い、変更を加える。授業外でも常に番組や報道にどのような社会性があるか留意して視聴して欲しい。【第1回】オリエンテーション ~講義ガイダンス/映像でとらえる・考える・伝える~【第2回】映像作品の作り方①~何をキャッチするか/どのように提案するか~【第3回】映像作品の作り方② ~「クルー」とは何か~【第4回】映像作品の作り方③ ~ロケと「構成」・編集という作業~【第5回】映像作品の作り方④ ~ナレーションと音楽・テロップの効果~【第6回】映像作品の作り方⑤ ~視聴者に向き合う・終わらない取材~【第7回】テレビ番組の社会性 ~問われる公共性・視聴率・NHKと民放、国営放送~【第8回】テレビ業界の役割 ~組織放送局所属ディレクターとフリーランス それぞれの役割~【第9回】ドキュメンタリーとドラマ ~「事実」・「やらせ」とは何か~【第10回】どのように映像を見るか① ~ドキュメンタリー、ドラマ、映画の共通性と相違点~【第11回】どのように映像を見るか② ~「作り手」の「視線」・「主観」と「客観」を見極める~【第12回】どのように映像を見るか③ ~「対話」としての番組~【第13回】「今」を考えるために① ~歴史の検証・映像作品がメッセージするもの~【第14回】「今」を考えるために② ~可視化・「マイノリティー」の声に耳を澄ます~【第15回】「今」を考えるために③ ~「見たいものを作る」vs「見たくないものを作る」~ まとめ・総括「授業への取り組み(出席など)」と「感想・小リポート」(毎日講義終了時)が評価の60%、成績評価の方法講義終了日に締め切り指定日を伝える大リポート課題(1回・任意選択視聴作品(テレビ番組・映画等)の論評)を評価の40%とする。フィードバックの内容集中講義のため、講義時間内・講義終了後に随時、質問を受け付けるとともに、講義終了後に提出していただくリアクショ教科書指定図書参考書教員からのお知らせマスコミ業界に関心がある学生、SNSなどでの配信動画の制作に関心がある学生、また、原発や基地問題、宗教とカルトの問題、貧困や外国人労働者問題などジャーナリスティックな関心がある学生は受講してください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、教員からのフィードバック、能動的な授業外学習その他ドキュメンタリー番組やドラマ番組をテレビ局で制作してきた現役のディレクターが、その経験を活かして、現場での実地ンペーパーによる質問や意見、感想については、翌日の集中講義日にフィードバックする。また、講師が質問や意見を受け付けるメールアドレスを伝え、メールでの質問・相談も受け付けます。体験をもとに講義する。抽 選 の 有 無なし備考鎌倉 英也第2期集中

元のページ  ../index.html#379

このブックを見る