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文学科日文コース詩とはなんだろう。詩を読むと、感情がゆさぶられたり、何かを思い出したり、通常ではありえないような表現に驚き、愉快になり、自由を感じ、自分でも書いてみたくなったりする。今期前半では、詩を読むことを通して、技法面、内容面から、詩の特質を学び、読むことが創造的行為であることを発見したい。後半では、詩を書く経験を重ねていく。自作がどのように他者に読まれるか。積極的な意見交換を行いたい。1 書くこと、読むことを通して、「詩」の極意に触れる。2 言葉に対する意識を高め、ものを見る独自の目を育てる。3「詩」という概念を、学びの場ばかりでなく、日常のあらゆる場面に関係づけながら、生きる力に変換していく。詩とは、狭い意味では言葉で書かれた詩作品を指すが、広義には人生にリズムと調和、自由をもたらす働きをいう。この授業を通して、詩が人間生活にもたらす意味についても考えてみてほしい。皆さんの日常時間のあらゆる瞬間が、どこかで詩と関わってくるはず。文学に限定されない広い分野の読書をすすめる。目安として15時間以上。【第1回】ガイダンス-授業の進め方・詩の提出方法など【第2回】詩を読んでみよう1 さまざまな形式【第3回】詩を読んでみよう2 近代の詩人(1)【第4回】詩を読んでみよう3 近代の詩人(2)【第5回】詩を読んでみよう4 現代の詩人(1)【第6回】詩を読んでみよう5 現代の詩人(2)【第7回】詩を読んでみよう6 翻訳詩の世界【第8回】詩の要素を含んだ掌編・短編を読んでみよう極的に取り組んだか(50%)。提出された作品には、個別にコメントをお返しする。抽 選 の 有 無あり備考【第9回】詩論を読んでみよう【第10回】詩を書く(1)-記憶の場所を書く〈生家〉【第11回】詩を書く(2)-夢の文法を借りて書く【第12回】詩を書く(3)-ものを書く【第13回】詩を書く(4)-他者を書く【第14回】詩を書く(5)-自然を書く【第15回】詩を書く(6)-テーマは自由小池 昌代第2期講義コード11B8125101授業形態講義科目名創作と研究3履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法提出作品の優劣は問わない。実作の提出において意欲的だったか(50%)、授業中の発言や他者作品への批評など、授業に積フィードバックの内容提出されたリアクションペーパーに対し、貴重な意見など、クラスで共有すべき事項は、翌週の授業内でアナウンスする。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ読むこと、書くことを楽しんでください。長い感染症の流行で閉鎖的になった心を開放しましょう。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有。教員からのフィードバックによる振り返り。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 361 ―

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