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文学科日文コース講義コード11B8121101授業形態講義科目名日本古典文学史3履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法授業に取り組む姿勢40%、試験60%による総合評価フィードバックの内容質問の時間は毎回とり、前回の授業での問題点を復習する。また、試験のポイントとなる問題を事前に解説する。教科書指定図書『琉球文学の歴史叙述』島村幸一(勉誠出版)2015参考書『琉球船漂着者の「聞書」世界』島村幸一(勉誠出版)2020、『訳注 琉球文学』島村幸一共著(勉誠出版)2022教員からのお知らせ近世期の「異国」認識を知ろうとする受講生を歓迎します。また、沖縄琉球文学1、2を受講することを希望します。オフィスアワー専任)本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、WebClassのメッセージアクティブ・ラーニングの内容授業ごとに質問する時間をとり、意見共有をはかります。その他講義コード11B8121301授業形態講義科目名日本近現代文学史1履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法課題(40%)、期末レポート(50%)、授業への取り組み姿勢(10%)フィードバックの内容課題に対するフィードバックは授業内で行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容講義で取り上げる小説作品等に関して、意見共有をする。その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 349 ―近世文学後期の読本、滝澤馬琴の『椿説弓張月』を講読して、近世文学を学ぶ。『弓張月』はその後半が、当時「異国」とされた琉球を舞台とした小説であり、近世期に広がっていた源為朝の琉球渡来伝説を下敷きにした作品である。授業では、琉球に広がる為朝伝承を解説した上で、当時の琉球ブームを紹介して、『弓張月』の前編、後篇を琉球を舞台とする箇所を中心に講読していく。到達目標散文を中心にした近世文学史を学ぶことができる。合わせて、近世期における日本の「異国」認識、琉球認識を学ぶことができる。授業外学修内容・『弓張月』全体の通読と為朝伝承についての知識、近世日本の「異国」認識に関する図書を読んでいただく。60時間以上の授授業外学修時間数業外の学修時間を必要とする。【第1回】『椿説弓張月』の解説【第2回】為朝伝承Ⅰ『保元物語』【第3回】為朝伝承Ⅱ『中山世鑑』【第4回】『椿説弓張月』前編巻2の講読【第5回】『椿説弓張月』後編巻1の講読【第6回】『椿説弓張月』続編巻1の講読【第7回】『椿説弓張月』続編巻2の講読【第8回】『椿説弓張月』続編巻6の前半の講読【第9回】『椿説弓張月』続編巻6の後半の講読【第10回】『椿説弓張月』拾遺巻1の講読【第11回】『椿説弓張月』拾遺巻2の講読【第12回】『椿説弓張月』拾遺巻3の講読【第13回】『椿説弓張月』拾遺巻4の講読【第14回】『椿説弓張月』拾遺巻5の講読【第15回】まとめ機能でも受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。1920~30年代の文学の文学史の流れを、メディア・身体・都市をキーワードにたどっていく。この時期は、映画がサイレントからトーキーへと発展し、1925年にはラジオ放送が開始されるなど、メディアの転換期にあたる。また、フロイトの精神分析学の用語が、大衆文化にも広まっていく時代でもあった。都市文化の爛熟と身体意識の変容のなかで文学作品を考えていくことが目的である。到達目標1920年代以降におけるモダニズム期文学の流れを、映画や演劇など多様なメディアと関連させながら考察できる。また、文学作品を身体と空間からとらえることができる。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。各回の授業で扱う作品については事前に読んでおくこと。また、作者授業外学修時間数の伝記や文学史における位置付けなどについては、事前にその概略を把握しておくこと。【第1回】ガイダンス【第2回】江戸川乱歩と人形愛【第3回】佐藤春夫「のんしゃらん記録」【第4回】谷崎潤一郎と映画「痴人の愛」【第5回】「カリガリ博士」の影響【第6回】新感覚派の文学と「狂つた一頁」【第7回】小山内薫とメディア(演劇・映画・ラジオ)【第8回】1920年代と人形劇【第9回】大泉黒石「血と霊」について【第10回】夢野久作「ドグラマグラ」の世界【第11回】「ドグラマグラ」と精神医学【第12回】谷崎潤一郎「人面疽」と佐藤春夫「指紋」【第13回】川端康成「浅草紅団」と浅草【第14回】モダンダンスと文学【第15回】全体のまとめ抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考島村 幸一中澤 弥第1期第1期

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