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講義コード11B8110104授業形態演習科目名総合演習初級1D履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法発表担当時の発表内容、および質問・コメント数を総合的に判定する。フィードバックの内容発表や発言の折にコメントを行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容演習科目である。発表者の発表に基づき、受講者同士で討論を行う。その他   担 当 教 員    開 講 期 中国の古典小説『三国志演義』の江戸時代における翻訳『通俗三国志』を読解し、『三国志演義』と比較する。『通俗三国志』は『三国志演義』の一版本である『李卓吾先生批評三国志』をもとに翻訳されたことが分かっているが、現代における外国書の翻訳とは異なり、必ずしも原文に忠実に訳されてるわけではない。原文と訳文の違いをとおして、江戸時代の人たちがどのように『三国志演義』を理解し受容していったのかを考えていく。・古籍版本の読解に習熟する。・江戸時代の文章を読解できる。・古典小説を原文で読み、鑑賞することができる。・日中両国の文学の共通点・相違点の一端を理解できる。授業時間外に次回の授業の予習を必ず行う。あらかじめ指定された『通俗三国志』の本文を、原本をもとに現代の表記にあらためる。そして現代語に翻訳する。『三国志演義』・『通俗三国志』両作品の本文を比較し、原文と訳文の相違点と問題点を整理する。これらの作業のために授業時間外に60時間の学習を必要とする。【第1回】ガイダンス『三国志』・『三国志演義』・『通俗三国志』について【第2回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“蔡瑁シキリニ”~“玄徳ヲ招カシム”【第3回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“玄徳ハ新野ニ”~“ニテ御供申ン”【第4回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“玄徳コノ義”~“存ズル也”【第5回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“蒯越ガ曰モシ”~“コトか候ハン”【第6回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“蒯越ガ曰ワレ”~“乃チ外ヘ出タリ”【第7回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“蔡瑁コレヲ”~“玉フゾト問ニ”【第8回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“玄徳ワレ甚ダ”~“玉フト呼ハル”【第9回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“玄徳ノ曰ワレ”~“兵ヲ集タルゾ”【第10回】『通俗三国志』巻十四「玄徳躍馬跳檀溪」“蔡瑁答テ申”~“ヘゾ歸ケル”【第11回】『通俗三国志』巻十四「玄徳到司馬徽山庄」“去ホドニ玄徳”~“ナリト云リ”【第12回】『通俗三国志』巻十四「玄徳到司馬徽山庄」“只今将軍ノ”~“倦コトナシ”【第13回】『通俗三国志』巻十四「玄徳到司馬徽山庄」“玄徳ノ曰我”~“誰ニテ渡玉フゾ”【第14回】『通俗三国志』巻十四「玄徳到司馬徽山庄」“童子進デ是ハ”~“奔走シ玉フゾ”【第15回】『通俗三国志』巻十四「玄徳到司馬徽山庄」“玄徳ノ曰時ノ”~“俊傑ト云ベキゾ”『通俗三国志』(元禄版、明治補刻)・『李卓吾先生批評三国志』(呉観明刊本)教材プリントを第1回目の授業時に配布します。現代の活字本は用いません。古語辞典と漢和辞典の両方を持参してください。― 310 ―抽 選 の 有 無なし備考中川 諭第1期

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