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宿間この授業では、都市という居住地に成立する社会関係が私たちの生活にどのような影響を及ぼしているのか、また都市社会におけるコミュニティは今日的課題にどのように取り組んでいるのかを、いくつかの事例や調査方法を通じて説明する。大都市・東京における都市生活におけるコミュニティを中心にとりあげるが、背景にある都市政策の変遷とオリンピックによる都市再生の戦略について取りあげる。さらに都市における見えない排除と貧困について関東圏と関西圏についても触れる。受講生の関心により、講義の順序が替わることもあります。現代都市に関する基本的な考え方が理解できる。都市社会学の領域について関心が持てる。現代都市の特徴を分析し、自主的に研究を展開することができる。この科目は、アップロード資料、配布資料、授業中に指示した文献の熟読など予習復習を含めて60時間以上の授業外学習を必要とします。【第1回】現代都市の特徴【第2回】日本社会における外国人労働者【第3回】停泊か定住か【第4回】コミュニティを考える(1)【第5回】コミュニティを考える(2)【第6回】コミュニティを考える(3)【第7回】「東京の社会地図-[西高東低]のゆらぎ-」【第8回】「東京の社会地図-[西高東低]のゆらぎ-」現代社会は、健康診断の数値、ウェアラブル端末が常時計測する身体情報、健康や病について解説するネット記事、遺伝子検査から薄毛の治療薬にいたるまで、「健康」に関する情報があふれかえっており、保健や医療、身体に関する関心がますます高まっている。この科目では、このような社会を読み解くための能力を涵養すべく、社会学、特にその一分野である医療社会学の視点から保健と医療をめぐる問題について考察する。また、ピア・サポートとナラティヴ・アプローチと呼ばれる社会学的アプローチを扱い、支援現場への社会学的な知見の応用可能性についても検討する。到達目標保健と医療をめぐる問題について、社会学的な視点から説明できる。現代の医療や保健、健康をめぐる問題を自ら発見でき授業外学修内容・授業外学修時間数る。ピアサポートとナラティヴ・アプローチを支援現場に将来的に応用するための素地を形成する。この科目では、授業の予復習や参考文献の購読等を含む、60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】社会学と保健・医療の社会学【第3回】医療システムと医療政策【第4回】医療専門職とコメディカルと患者【第5回】医療化論-何が「病気」とされるのか?【第6回】精神医療の社会学【第7回】身体をめぐる問い【第8回】生政治と政権力をめぐる諸問題書房)2023と課題』中川輝彦・黒田浩一郎(編)(世界思想社)2015な問いも社会学的な観点から扱う予定です。行予定ですが、万が一刊行がなされないなどの事態が発生した場合には別途対応策をアナウンスします。-外国人集住コミュニティ:群馬県大泉町(序説)(実証編)抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】「山の手」と「下町」:英国人研究者Dore,R.P.の【第10回】下町社会の担い手層-コミュニティに広がる集団【第11回】グローバル都市東京とインナーシティとしての新【第12回】都市の貧困層-20世紀の貧困と現代の貧困【第13回】関西地区・京都の位相-再開発、排除と反抗の空【第14回】「ウイズコロナと新たなコミュニティのゆくえ」【第15回】Withコロナ時代におけるニューノーマル・政府の【第9回】先端医療【第10回】ピア・サポートとナラティヴ・アプローチ【第11回】難病について考える【第12回】精神障害について考える【第13回】医療者と支援者について考える【第14回】全体のまとめ【第15回】期末試験小浜 ふみ子観察した下町の社会構造とネットワーク対応-世界と日本との比較櫛原 克哉第1期第2期講義コード11B7133301授業形態講義科目名現代都市論履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(50%)、試験に替わる課題(50%)にて、評価します。フィードバックの内容課題の「振り返り」にて行います。教科書授業中に指示します。指定図書『コミュニティと都市の未来』吉原直樹(筑摩書房)2019、『都市の日本人』R.P.ドーア(岩波書店)1962、『地域の社会学』森岡清志し編(有斐閣)2008『現代都市とコミュニティ』浅川達人・玉野和志(日本放送出版協会)2010、『都市コミュニティの歴史社会学』小浜ふみ子(御茶の水書房)2010、『都市空間に潜む排除と反抗の力』町村敬志(明石書店)2013、『都市のリアル』吉原直樹・近森高明(有斐閣)2013、『よくわかる都市社会学』中筋直哉・五十嵐泰正編(ミネルヴァ書房)2013参考書教員からのお知らせ授業の内容は、履修者の関心や時事問題によって変更する場合もあります。オフィスアワーオフィスアワーにて対応します。予め、メールにてアポをとってください。アクティブ・ラーニングの内容その他講義コード11B7133401授業形態講義科目名保健・医療の社会学履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法授業中ないし後の小課題(40%)、期末試験(50%)、および授業への取り組み姿勢(10%)フィードバックの内容小課題に対する講評を授業中ないし翌週授業内冒頭にて行う。教科書『支援の現場に学ぶ質的社会学―人としての支援が持続する社会に向けて(タイトル変更可能性あり)』伊藤智樹編(晃洋指定図書参考書『よくわかる医療社会学』中川輝彦・黒田浩一郎(編)(ミネルヴァ書房)2010、『〔新版〕現代医療の社会学―日本の現状教員からのお知らせ「アメリカで救急医療を受けたらとんでもない金額を請求された」、「糖質制限は身体に良いのか?悪いのか?」といった身近オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容その他教科書に指定している『支援の現場に学ぶ質的社会学―人としての支援が持続する社会に向けて』は、2023年10月頃に刊   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 294 ―

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