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本授業では、生命倫理に関わる問題を、障がいや病の方々との交流を通して臨床現場から考察することを目的とする。具体的には、重度の障がいがある人の生活の場である福祉施設に身をおいて交流する体験をする臨床哲学実習を3日間する一方、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者宅を訪問し、ALS研修として対面交流会を行う中で、臨床哲学対話を通して生命倫理倫理の問題を考える。さらに、障害者や難病患者の日常生活を支援する福祉ものづくりも行う。・重度の障がいがある人の通所施設や難病患者の宅などで、その場にふさわし行動がとれる。・臨床現場の問題を適切な言葉で言語化し、哲学対話に積極的に参加できる。・生命倫理の現場に身をおく立場から書かれた文献を自ら体験した現場を手がかりに理解して、生命倫理の問題について論じることができる。問題解決をの方法を考案できる。・難病・重度障害者対象の生活改善のための製作をし、報告ができる。・授業外学修として、施設の設立や日常生活に関する文献研究、ALS患者の著書研究、映像教材の視聴、福祉ものづくりの設計と製作、報告など、60時間以上を行うこと。【第1回】福祉施設実習事前研修【第2回】実習事前研修【第3回】臨床哲学実習1【第4回】臨床哲学実習2【第5回】臨床哲学実習3【第6回】臨床哲学実習振り返り哲学対話【第7回】福祉ものづくり【第8回】ALS患者宅訪問1【第9回】ALS患者宅訪問2【第10回】ALS合宿事前研修 オンライン通信【第11回】ALS研修1【第12回】ALS研修2【第13回】ALS研修3【第14回】ALS合宿振り返り哲学対話【第15回】全体の纏め・実習や合宿、訪問など、臨床現場における態度 20%・振り返りなどの哲学対話の際に、積極的に体験を言語化しようとするか 20%・体験レポート60%が少ないので個別に丁寧に対応できると思います。授業時間外の質問はWebClassを活用してください。『朋はみんなの青春ステージ』日浦美智江(ぶどう社)1996年、『死ぬ意味と生きる意味』浅見昇吾他(ぎょうせい)2013年、『笑顔のメッセンジャー』日浦美智江(文芸社)2010年、『しあわせの王様』舩後靖彦(小学館)2008年、『生きることが光になる-重症児者福祉と入所施設の将来を考える』國森康弘日浦美智江((京都)クリエイツかもがわ)2014年、『輝く命の伴奏者』浅野史郎(ぶどう社)2016年指定図書を読んでおくこと。第1期 火曜 14:30-15:30 第2期 木曜11:30-12:30場所 研究室2号館1202お一人お一人に時間を確保するために、なるべく事前にstasaka@ris.ac.jpにメールをください。他の時間帯を希望する場合もメールで相談に応じます。コロナ感染症拡大のために、対面でのオフィスアワーが実施できない場合は、メール予約によるTeamsによる面談を実施する。(社会福祉法人訪問の家「朋」「径」「朋第二」「連」または社会福祉法人十愛療育会「たっちほどがや」)(社会福祉法人訪問の家「朋」「径」「朋第二」「連」または社会福祉法人十愛療育会「たっちほどがや」)(社会福祉法人訪問の家「朋」「径」「朋第二」「連」または社会福祉法人十愛療育会「たっちほどがや」)(社会福祉法人訪問の家「朋」「径」「朋第二」「連」または社会福祉法人十愛療育会「たっちほどがや」)抽 選 の 有 無あり備考田坂 さつき第2期集中講義コード11B4133301授業形態その他科目名体験学習1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容臨床現場に赴くので、出来るだけ早い段階で質問や意見を出していただき、そこでフィードバックするのが良いです。人数教科書指定図書参考書教員からのお知らせ「哲学演習16」「上級演習3」「上級演習4」「臨床哲学」を履修済または履修中の学生に限る。実習前に実習先と関係が深いオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容事前学習後、福祉施設での臨床哲学実習を実施し、その後振り返りを実施する。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 20 ―

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