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社会学科― 289 ―この授業では、科学社会学の視点から、科学と技術と社会の関係を考える。とりわけ、先端テクノロジーを概観し、未来社会を展望することを狙いとする。授業のスタイルとしては、科学技術の最新動向がちりばめられた動画を視聴したり、賛否両論のある問題を議論したりしながら、科学社会学的な思考や視点を獲得できるようにする。授業外学修として、教科書の予習復習が必要。授業外学修時間は、毎週2時間程度。(合計60時間以上の授業外学修を行うこと)。【第1回】科学、技術、社会【第2回】天才と狂気は紙一重【第3回】ニセ科学、トンデモ説【第4回】量子論と多世界解釈【第5回】ホモ・デウス【第6回】クローンとアンドロイド【第7回】メタバース【第8回】ブレイン・マシン・インターフェース【第9回】意識のハードプロブレム【第10回】ナノテクノロジー【第11回】再生医療【第12回】遺伝子医療【第13回】オートファジー【第14回】エピジェネティクス【第15回】SFプロトタイピング世界の科学者が考えていること』ジェニファー・ダウドナほか(PHP研究所)2021経験を生かし、科学やテクノロジーに関する実践的教育を行う。この授業では、戦後日本の時代の変遷を検討しながら、われわれが生活する「今、ここ」が、いかなる時代に位置づけられるのかを説明します。具体的には、高度成長期を背景とする「理想の時代」、安定成長期を背景とする「虚構の時代」、経済停滞期を背景とする「動物の時代」「不可能性の時代」「拡張現実の時代」の五つの時代を紹介します。この授業の目的は、われわれが生活する「今、ここ」を規定する「時代の気分」をすくい取り、「今、ここ」の先に連なる時代を見据えるための「想像力」を身につけてもらうことです。(2)自分の問いを明確化し、他人に簡潔に説明できるようになること。授業以外で必ず計60時間以上の「学修」を行ってください。しかし、ただ学術書を読むことだけが「学修」ではありません。この授業では、参考資料として、学術書のみならず、「時代の気分」を吸いこんだ映画や音楽を紹介します。関心をもった作品に対して積極的にアプローチし、「時代の気分」を感じ取り、それを自分の言葉で表現し、家族や友人と対話をしてください。これも「学修」に含まれます。【第1回】イントロダクション【第2回】「終わりなき日常」を出発点に【第3回】理想の時代:人類の進歩と調和【第4回】理想の時代の終焉:思想による自己実現【第5回】虚構の時代(1):消費による自己実現【第6回】虚構の時代(2):記号の街・渋谷の神話と構造【第7回】虚構の時代のゆらぎ:郊外化と情報化【第8回】虚構の時代の終焉(1):1995年という転換点も受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無あり備考小宮 信夫本柳 亨第2期第1期【第9回】虚構の時代の終焉(2):ゼロ年代の想像力【第10回】動物の時代(1):データベース消費【第11回】動物の時代(2):アーキテクチャによる管理【第12回】不可能性の時代(1):「自分らしさ」を求める社【第13回】不可能性の時代(2):コロナとリスク【第14回】拡張現実の時代(1):ゲーミフィケーション【第15回】拡張現実の時代(2):現実を拡張する人びと会講義コード11B7132401授業形態講義科目名社会学特講3A履修前提条件授業の目的到達目標科学社会学の専門的知識を深める。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取組み(積極的関与)10%、課題が90%の寄与率で評価する。フィードバックの内容講義時に行なう。教科書指定図書『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』ピーター・ディアマンディス(NewsPicksパブリッシング)2020参考書『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社)2019、『人類が進化する未来:教員からのお知らせ社会と自分自身の未来への視界を良好にするために、理性と感性をフル稼働させてください。オフィスアワーメールでアポイント。アクティブ・ラーニングの内容その他本田技研工業情報システム部や日本情報技術研究所システム開発部において、コンピューター・エンジニアとして勤務した講義コード11B7132501授業形態講義科目名社会学特講4履修前提条件授業の目的到達目標(1)目にうつる身近なことからアカデミックな問いを立て、考え、解くことができるようになること。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(80%)と授業への取り組み姿勢(20%)から総合的に判断します。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックは翌週授業内にて行います。教科書指定図書参考書『社会学』長谷川公一(有斐閣)2019教員からのお知らせ教科書は指定していません。授業中にプリントを配布し、必要に応じて参考書を紹介します。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、WebClassのメッセージ機能でアクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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