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社会学科情報数学といっても、理工系で学ぶ情報理論やコンピュータサイエンスで用いられる数学理論を講義するわけではない。あくまでも社会学的な社会現象を数理学的な枠内において論ずるための方法論、及び、その成果を講義する。具体的には数理社会学の分野でも比較的よく研究されているゲーム理論に焦点を当てる。授業の前半では、基本的なゲームの解法技法を学ぶ。後半ではゲーム理論の社会学的側面について説明する。基本的な数理学的概念には適宜説明を与えるが、受講者にはこれら概念に対するある程度の慣れを期待している。・社会現象における数理学的アプローチの視点を養うこと。60時間:練習問題【第1回】ゲーム理論と社会学【第2回】非協力同時ゲーム【第3回】支配戦略と最適戦略【第4回】ナッシュ均衡と囚人のジレンマ【第5回】非協力同時ゲームの演習【第6回】零和ゲームとその解法【第7回】混合ゲームとその解法【第8回】零和ゲームの演習【第9回】非協力交互ゲームとその解法【第10回】協力ゲーム【第11回】社会に見られるゲーム理論的状況【第12回】囚人のジレンマ状況とその克服【第13回】繰返し囚人のジレンマにおける適応戦略シミュレーション【第14回】社会的ジレンマ【第15回】進化ゲーム序説マ)』岡田章(有斐閣)2014抽 選 の 有 無なし備考友永 昌治第1期講義コード11B7132101授業形態講義科目名情報数学履修前提条件授業の目的到達目標・社会現象にみられるゲーム理論的状況を判別し、合理的判断ができるようになること。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点40%、レポート60%フィードバックの内容講義時に行なう。教科書指定図書参考書『ゲーム理論入門』武藤滋夫(日本経済新聞社)2001、『ゲーム理論・入門新版―人間社会の理解のために(有斐閣アル教員からのお知らせオフィスアワー質問等は授業終了時またはポータル掲示板にて。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他   担 当 教 員    開 講 期 ― 287 ―

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