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現代日本社会では、宗教があたかも隅に追いやられ、忌み嫌われているかにみえます。しかし、つぶさに現代社会の諸現象を観察すると宗教や宗教的な〈モノ/コト〉(=宗教性、霊性)がみえ隠れしています。そこで本講義では、現代日本社会の中で立ちあらわれる宗教や宗教性を取り上げ(分析し)、現代日本社会の中で宗教がどのような「位置」にあるのか確認していきたいと考えています。尚、現代日本を対象としますが、現代日本にいたる歴史的プロセスにも着目し、宗教や宗教性、霊性をみていきます。本講義の到達目標は、以下の4点と考えています。(1)現代日本社会の中の宗教の「位置」を確認すること。(2)現代日本にいたる歴史的プロセスのなかの宗教について理解すること。(3)宗教と社会の関わりを知り、理解すること。(4)宗教に対するリテラシー能力をつけること。宗教(あるいは、宗教的な〈モノ/コト〉)が関わるニュース(テレビ、新聞、雑誌、インターネットなど)にアンテナを張ってください。この点について60時間以上の授業外学修を行なってください。【第1回】ガイダンス【第2回】現代日本の宗教状況(メディア授業)【第3回】【第2回】の振り返り・質疑応答・議論【第4回】日本社会と新宗教(メディア授業)【第5回】【第4回】の振り返り・質疑応答・議論【第6回】政治と宗教(メディア授業)【第7回】【第6回】の振り返り・質疑応答・議論【第8回】社会問題化する宗教(1)(メディア授業)【第9回】社会問題化する宗教(2)(メディア授業)【第10回】【第8・9回】の振り返り・質疑応答・議論【第11回】個人化する宗教(1)(メディア授業)【第12回】個人化する宗教(2)(メディア授業)【第13回】【第11・12回】の振り返り・質疑応答・議論【第14回】学生からの質問とそれへの応答【第15回】授業全体の振り返りン※上記の授業計画は1例です。第1回目に現代社会の宗教についてどのようなことに関心があるのかアンケートをとります(上記授業内容以外には「慰霊と宗教」「宗教と社会貢献」「震災と宗教」「現代日本人の宗教意識」等があります)。このアンケート結果にもとづいて(関心が多いものを授業動画では中心+詳細に扱います)、授業内容を変更する予定です。変更結果はMicrosoftTeamsを通じて連絡します。ン※アンケートで漏れた授業内容に関しても、動画としてMicrosoftStreamにアップロードしますので、宗教社会学をより深く学びたい人は視聴してください。ただし、この動画を視聴することは義務ではありません。ン※上記のような授業に関わる説明を第1回目の授業の際に行ないますので、必ず出席してください。ン※「宗教社会学1」を受講していなくとも、講義内容を理解できるよう進めます。講義形式の動画とはいえ、ただボンヤリっと観ているだけでは、何も得られません。動画を視聴するならば、たとえ興味のない内容であったとしても、教員が話していることに対して「本当にそうなのか」「なぜそうなのか」など考えてください。そして、「何かを得よう」と意識してください。そうすれば得られることがあるはずです。尚、細かな授業の説明に関しては第1回目に行ないますので履修する意思のある学生は必ず第1回目の「ガイダンス」を視聴してください。本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、時間があれば授業終了後にも受け付けます。オフィスアワーや授業終了後では都合が悪い学生は、MicrosoftTeamsのチャットにて問い合わせ予約をとってください。抽 選 の 有 無あり備考武井 順介第2期講義コード11B7131801授業形態講義科目名宗教社会学2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法メディア授業に対するMicrosoftFormsへの書き込み35%、レポート65%。フィードバックの内容「振り返り・質疑応答・議論」の回に学生がMicrosoftFormsに書き込んだ感想や質問等に対して応えていきます。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 286 ―

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