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講義コード11B7121302授業形態演習科目名社会学理論演習3B履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法社会学の視点と方法を学ぶことを目的とします。現代社会学の方法は多種多様ですが、社会学科に入り社会学を専門に学ぼうとする人が是非一度は精読しておきたい古典的な著作がいくつかあります。それらの中から、この授業ではC・W・ミルズの『社会学的想像力』とその応用編とも言うべき『パワー・エリート』を取り上げ、社会を見る目を養うとともに重要な社会学的方法について学んでいきます。『社会学的想像力』に述べられているミルズの方法がどのようなものであるかを理解し、それが具体的にどのように応用されて社会学理論となるかを『パワー・エリート』を例として学ぶことによって、社会学の一つの重要な視点と方法を身につけることができます。この科目では60時間以上の授業外学修を行うことが必要です。この時間は、テキストを読むための時間に充てることは当然のこととして、その他に、テキストの疑問を自分なりに解決したり、発展的な研究をするために充てられなければなりません。【第1回】イントロダクション(授業の説明、発表等の役割分担を含む)【第2回】『社会学的想像力』より「第1章約束」【第3回】『社会学的想像力』より「第2章グランド・セオリー」【第4回】『社会学的想像力』より「第3章抽象化された経験主義」【第5回】『社会学的想像力』より「第4章実用性の諸タイプ」【第6回】『社会学的想像力』より「第5章官僚制のエートス」【第7回】『社会学的想像力』より「第6章科学哲学」【第8回】『社会学的想像力』より「第7章人間の多様性」【第9回】『社会学的想像力』より「第8章歴史の利用」および振り返り【第10回】『パワー・エリート』より「第1章上層諸グループ」【第11回】『パワー・エリート』より「第11章均衡理論」【第12回】『パワー・エリート』より「第12章権力エリート」【第13回】『パワー・エリート』より「第13章大衆社会」【第14回】『パワー・エリート』より「第14章保守的ムード」【第15回】全体的なまとめと振り返り成績はプレゼンテーションとその内容(30%)、授業への取組姿勢と質疑応答(40%)、期末レポートとその内容(30%)により評価します。プレゼンテーションは参加人数が多ければグループ単位となりますが、全員に必ず1回以上行っていただきます。期末レポートはミルズ方法論の理解度とそれに対する意見を評価するので、個別に提出していただきます。プレゼンテーションや各自の意見については基本的に授業中にコメントします。全員が当日の箇所のテキスト(章節)を読フィードバックの内容んでいることを前提とするので、授業中に意見や感想を求めることがあります。討論できるように前もってメモなどを準備して出席するとよいでしょう。電子メール等を利用した質問も受け付けます。教科書『社会学的想像力』C・ライト・ミルズ(伊奈正人・中村好孝訳)(ちくま学芸文庫)2017年、『パワー・エリート』C・ライ指定図書参考書教員からのお知らせ第1回目の授業は、授業計画の説明とプレゼンテーション等の役割分担を決めますので、必ず出席するようにしてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。また、電子メールの場合アクティブ・ラーニングの内容社会学の演習として、プレゼンテーション、意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッション、振り返りを行その他ト・ミルズ(鵜飼信成・綿貫譲治訳)(筑摩学芸文庫)2020年は簡潔に書いて送ってください。メールアドレスは授業中に指示します。います。   担 当 教 員    開 講 期 ― 276 ―抽 選 の 有 無なし備考吉岡 雅光第2期

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