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社会学科― 273 ―抽 選 の 有 無なし備考吉岡 雅光第1期講義コード11B7121102授業形態演習科目名社会学理論演習1B履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法社会学の視点と方法を学ぶことを目的とします。現代社会学の方法は多種多様ですが、社会学科に入り社会学を専門に学ぼうとする人が是非一度は精読しておきたい古典的な著作がいくつかあります。それらの中から、この授業ではデュルケームの『社会学的方法の規準』とその応用編とも言うべき『自殺論』を取り上げ、社会をみる目を養うとともに重要な社会学的方法について学んでいきます。『社会学的方法の規準』に述べられているデュルケームの方法論がどのようなものであるかを理解し、それが具体的にどのように応用されて社会学理論となるかを『自殺論』を例として学ぶことによって、社会学の一つの重要な視点と方法を身につけることができます。この科目では60時間以上の授業外学修を行うことが必要です。この時間は、テキストを読むための時間に充てることは当然のこととして、その他に、テキストの疑問を自分なりに解決したり、発展的な研究をするために充てられなければなりません。【第1回】イントロダクション(授業の説明、発表等の役割分担を含む)【第2回】『規準』より「第1章社会的事実とは何か」【第3回】『規準』より「第2章社会的事実の観察に関する規準」【第4回】『規準』より「第3章正常なものと病理的なものの区別に関する規準」【第5回】『規準』より「第4章社会類型の構成に関する規準」【第6回】『規準』より「第5章社会的事実の説明に関する規準」【第7回】『規準』より「第6章証明の実施に関する規準」【第8回】『規準』より「結論」および振り返り【第9回】『自殺論』より「自殺と精神病理的状態」【第10回】『自殺論』より「模倣」【第11回】『自殺論』より「自己本位的自殺(前)」【第12回】『自殺論』より「自己本位的自殺(後)」【第13回】『自殺論』より「集団本位的自殺」【第14回】『自殺論』より「アノミー的自殺」【第15回】全体的なまとめと振り返り成績はプレゼンテーションとその内容(30%)、授業への取組姿勢と質疑応答(40%)、期末レポートとその内容(30%)により評価します。プレゼンテーションは参加人数が多ければグループ単位となりますが、全員に必ず1回以上行っていただきます。期末レポートはデュルケーム方法論の理解度とそれに対する意見を評価するので、個別に提出していただきます。プレゼンテーションや各自の意見については基本的に授業中にコメントします。全員が当日の箇所のテキスト(章節)を読フィードバックの内容んでいることを前提とするので、授業中に意見や感想を求めることがあります。討論できるように前もってメモなどを準備して出席するとよいでしょう。電子メール等を利用した質問も受け付けます。教科書『社会学的方法の規準』エミール・デュルケーム(菊谷和宏訳)(講談社学術文庫)2018年、『自殺論』デュルケーム(宮島喬指定図書参考書教員からのお知らせ第1回目の授業は、授業計画の説明とプレゼンテーション等の役割分担を決めますので、必ず出席するようにしてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。また、電子メールの場合アクティブ・ラーニングの内容社会学の演習として、プレゼンテーション、意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッション、振り返りを行その他訳)(中央公論新社(文庫))1985年(改版2018年)は簡潔に書いて送ってください。メールアドレスは授業内で指示します。います。   担 当 教 員    開 講 期 

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