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文学部開設科目携帯電話、スマートフォンをはじめとするモバイルメディアの特性について、理論的に理解することを試みる。また、今年度は、現在進行中のICT化を念頭に、モバイルメディアと「監視社会」、それらを架橋する事例として「写真」をめぐるコミュニケーションの変容をも考察の対象とする。・受講者の誰もが日々利用しているメディアについて、当該メディアおよび自身の利用行動を対象化して捉えることができる。・「移動」することおよび移動とともにあるメディアについて、、社会学・メディア論のみならず、周辺諸学の知見を援用して多角的にアプローチする方法論を身につけられるようになる。指定した参考文献の該当箇所の予習に30時間。毎回配布する授業資料の復習に15時間。資料に明記した参考文献および事前配布資料の講読に15時間、合計60時間の学習を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】「パノプティコン」としての近代社会-監視社会の始まり【第3回】SNSとドローン-監視と移動をめぐって【第4回】「告白社会」のモバイル化-動き続けること/痕跡を残し続けること【第5回】データとしての「自己」-アーカイブと「監視」【第6回】「モビリティーズ」とは何か(1)-近代化と時空間の変容【第7回】「モビリティーズ」とは何か(2)-新たなパラダイムへ【第8回】中間まとめ【第9回】「自己の再帰的プロジェクト」とケータイ・スマホ【第10回】モバイルな関係-距離感と親密性【第11回】「コダック化」とは何か-写真の変容【第12回】インスタグラムにおける「写真」【第13回】モバイル社会の「リアリティ」構築【第14回】「移動社会」の未来像-コロナ後を見据えて【第15回】まとめ『モビリティーズ-移動の社会学』ジョン・アーリ(作品社)2015、『ケータイ社会論』岡田朋之・松田美佐編(有斐閣)2012、『私たちが,すすんで監視し,監視される,この世界について-リキッド・サーベイランスをめぐる7章』ジグムント・バウマン&デイヴィッド・ライアン(青土社)2013、『監視文化の誕生』デイヴィッド・ライアン(青土社)2019、『観光のまなざし-現代社会におけるレジャーと旅行』ジョン・アーリ&ヨーナス・ラースン(法政大学出版局)2014抽 選 の 有 無あり備考田辺 龍第2期講義コード11B4132801授業形態講義科目名モバイル・メディア論履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験(50%)、中間レポート(30%)、授業への取り組み姿勢(質疑応答や課題など)(20%)フィードバックの内容授業の掲示板を利用する。教科書指定図書参考書教員からのお知らせシラバスの内容に変更があった場合(あってもわずかです)、第1回で報告します。オフィスアワー本授業に関する質問や相談は、授業の掲示板、またWebClassのメッセージ機能を用いて行います。アクティブ・ラーニングの内容小テスト、小レポートについてはフィードバックを行います。学生のみなさんは掲示板の「振り返り」を利用してください。その他教科書、指定図書の扱いについては、初回の授業で指示します。   担 当 教 員    開 講 期 ― 17 ―

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