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抽 選 の 有 無あり備考石川 順一第2期講義コード11B4132501授業形態講義科目名出版と流通履修前提条件授業計画成績評価の方法フィードバックの内容授業への質問、疑問は、講義後の教室で受けることを原則とするが、掲示板に投稿してもらえば必ず回答する。教科書指定図書参考書「文化的営為」であり、また「経済的営為」でもある「出版」とはどのような仕事、どのような産業なのか。その概要を理解してもらうことを目標とする。出版界の現状、出版流通の仕組みと制度、出版と出版流通の歴史を通して、多様な角度から授業の目的理解できるよう講義を進めていきたい。到達目標出版界の現状や出版流通の概要が説明できる。出版の歴史、出版流通の歩みが説明できる。出版という営為についてメディ授業外学修内容・授業外学修時間数ア、エンターテイメント、文化、経済行為など、様々な面から考えることができることを目標とする。授業内で示す参考図書の閲覧、配布資料(講義レジュメ、パワーポイント画像)による復習に40時間。【第1回】講義の目的と進め方のガイダンス。出版の定義と産業としての位置付け。【第2回】出版界の現状。売上、出版点数の推移、電子書籍の現状。【第3回】出版社という企業。数・規模・特色・系列化と売上の寡占化。【第4回】企画から販売まで、本はどのように造られるか?【第5回】出版流通1.本が読者に届くまでのさまざまなルート。【第6回】出版流通2.流通を支えるふたつの制度-委託販売制と再販制。【第7回】出版流通3.出版業界の卸売り・取次。その役割、歴史と現状。【第8回】出版流通4.書店、ネット書店、電子書籍ストアの現在。【第9回】出版の歴史1.文字・本・複製の始まりと普及。【第10回】出版の歴史2.複製技術-印刷による出版の発展。【第11回】出版の歴史3.江戸の出版興隆。読者増大、エンターテイメント、自学。【第12回】出版の歴史4.江戸から明治へ。技術革新と教育がもたらした出版離陸。【第13回】出版の歴史5.大正・昭和前期の出版。出版の資本主義化と言論統制。【第14回】出版の歴史6.焼け跡からの出発。戦後の復興と成長。【第15回】まとめ マンガの時代、だれもが本を読める時代と出版の未来を考える。原則として、出席率、講義に対する質問など授業への取り組みに対して40%、中間でのレポート(簡単な試験の場合もある)に対して20%、期末レポートに対して40%の配分で評価する。中間レポートないしは試験、期末レポートの未提出あるいは未受験の者は評価の対象としない。『新版図説日本のメディア』藤竹暁、竹下修(NHK出版)2018年、『読書と日本人』津野海太郎(岩波書店)2018年、『ベストセラー全史近代編』澤村修治(筑摩書房)2019年、『ベストセラー全史現代編』澤村修治(筑摩書房)2019年、『江戸の本屋さん』今野洋三(平凡社)2017年、『蔦屋重三郎』鈴木俊幸(平凡社)2012年、『日本マンガ全史』澤村修治(平凡社)2020年教員からのお知らせ講師は長年、出版社で編集や経営に携わった。その経験や著者との交流は講義内でも触れるが、より多くを聞きたい、あるオフィスアワー質問のほか出版界への就職希望や原稿・論文の書き方などでアドバイスを求める人は、積極的に問いかけてほしい。講義後アクティブ・ラーニングの内容その他いは出版界への就職について知りたいことがあれば、そうした質問にも答えたい。でも、掲示板でも応じる。   担 当 教 員    開 講 期 ― 16 ―

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