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― 14 ―「出版と法律」では、この講義に必要な出版の技術発達と歴史、産業構造を踏まえ、表現のためにどのように活用されてきたのか、法律の基本事項と表現の自由の重要性について説明し、その表現ゆえに生じる人権問題について取り扱います。事例を伴って説明することで、受講生自身が現実に起きている社会問題を考えられるようになることを目的とします。現在の社会構造の変化に伴い、出版だけでなく、それらをとりまくメディア全般について、表現の自由などに関連するニュースを取り扱い、講義内容以外にも最新の情報を習得できるようにします。出版に関する基礎事項や、表現の自由、法律や人権問題を知り、各テーマの事例について自分の意見を持つことができるようになり、マス・メディアやジャーナリズムの日々の活動に一層関心を持てるようになることが到達目標です。最新の関連ニュースを新聞記事などで取り上げることで、新聞や出版物を読むことに慣れ、時事に興味を持ち意見を形成できるようになることも到達目標とします。各回の講義で扱った内容、紹介したニュース、次回扱う内容について、予習・復習を40時間、課題レポートの準備や作成に20時間、合計60時間以上の学修を行ってください。【第1回】ガイダンス【第2回】出版の技術発達と歴史、産業 1【第3回】出版の技術発達と歴史、産業 2【第4回】出版と表現(表現の自由 1)【第5回】出版と表現(表現の自由 2)【第6回】出版と表現(性表現・暴力表現と規制 1)【第7回】出版と表現(性表現・暴力表現と規制 2)【第8回】出版と表現(青少年保護と表現、流通・販売規制)【第9回】出版と表現(名誉毀損・侮辱 1)【第10回】出版と表現(名誉毀損・侮辱 2)【第11回】出版と表現(プライバシー侵害 1)【第12回】出版と表現(プライバシー侵害 2)【第13回】出版と知的財産権制度(その1)【第14回】出版と知的財産権制度(その2)【第15回】全体のまとめ平常点評価(100%)で、受講後にWebClassに提出されたレポート(300字~400字程度)がすべての評価対象です。課題は毎回、講義の最中に提示します。各回10点満点(s=10、a=8、b=7、c=6、d=3、欠席・未提出=0)とし、第2回~第15回の14回の小計(140点満点)を100点に換算して最終評価とします(途中経過の公表はできません)。また、大学が認める合理的配慮が必要な場合等を除き、欠席事由は成績評価には反映できません。受講後のレポート課題のフィードバックは、内容に応じて、当事者に個別に折り返すものもありますが、全体に共通することについては、次回以降の講義内で行います。また、メール等による問い合わせ、質問についても、同様に対応していく予定です。『パブリッシング・スタディーズ』日本出版学会編(印刷学会出版部)2022、『入門メディア社会学』井川充雄/木村忠正(ミネルヴァ書房)2022、『よくわかるメディア法(第2版)』鈴木秀美/山田健太(ミネルヴァ書房)2019、『新・判例ハンドブック情報法』宍戸常寿(日本評論社)2018講義で使用するスライド(PDF)は、毎回、Webclassで事前に配布します。タブレットやノートPC等に表示する以外に、講義中にハンドアウト資料が必要な方は、ご自身でプリントアウトしてください。スライド枚数が多くなることがありますので、Nアップ印刷(複数枚印刷)や両面印刷等、ご自身の使いやすいように工夫してください。講義外学習を実施します。抽 選 の 有 無あり備考田北 康成第1期講義コード11B4132201授業形態講義科目名出版と法律履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本講義に関する質問・相談は、終了後、次の講義に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容Webclassのチャット機能による意見共有、講義内で紹介した「関連施設等の自主見学」を推奨するといった形での能動的なその他   担 当 教 員    開 講 期 

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