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― 186 ―この演習では、近世史を学習する上で必要とされる基本的な文献史料の読解能力の習得を目的とする。第1期では、活字史料の読み方や調べ方、内容の解釈などについて、基礎的なことを学ぶ。第2期では、くずし字史料の読解作業を中心に、読解力の向上に努める。3年次に履修する日本史演習につながる授業内容としていく。近世史料の読解能力を養い、活字史料を読んでその内容把握ができる。また、くずし字の史料を正確に解読することができる。あわせて、史料の収集や参考文献の検索など、近世史料を取り扱う上での基礎的な学習作業の習熟をはかることができる。この授業では120時間以上の授業外学修を行うこと。授業で用いる史料は事前にプリントして配付する。事前学習として各自が辞書などを用いて、語句の読み方や意味を調べて回答できるようにすること。また事後の学習としては、読み間違えや不明であった事柄などについてノートなどで確認し、改めて理解を深めておくこと。【第1回】近世史料とは【第2回】研究論文の調べ方【第3回】読解のための基礎知識【第4回】文献史料の読解(活字史料)①【第5回】文献史料の読解(活字史料)②【第6回】文献史料の読解(活字史料)③【第7回】文献史料の読解(活字史料)④【第8回】文献史料の読解(活字史料)⑤【第9回】文献史料の読解(活字史料)⑥【第10回】日記史料の読解(活字史料)①【第11回】日記史料の読解(活字史料)②【第12回】日記史料の読解(活字史料)③【第13回】日記史料の読解(活字史料)④【第14回】日記史料の読解(活字史料)⑤【第15回】第1期のまとめ【第16回】くずし字を読むための基礎知識(くずし字の読み方)【第17回】くずし字を読むための基礎知識(くずし字に慣れる)【第18回】くずし字史料の読解 ①【第19回】くずし字史料の読解 ②【第20回】くずし字史料の読解 ③【第21回】くずし字史料の読解 ④【第22回】くずし字史料の読解 ⑤【第23回】くずし字史料の読解と内容の検討 ①【第24回】くずし字史料の読解と内容の検討 ②【第25回】くずし字史料の読解と内容の検討 ③【第26回】くずし字史料の読解と内容の検討 ④【第27回】くずし字史料の読解と内容の検討 ⑤【第28回】くずし字史料の読解と内容の検討 ⑥【第29回】くずし字史料の読解と内容の検討 ⑦【第30回】第2期のまとめ第1期の成績評価は、授業への取り組みの姿勢(70%)、レポートの成績(30%)で評価します。第2期の成績評価も同様に、授業への取り組みの姿勢(70%)、レポートの成績(30%)で評価します。最終的には、第1期と第2期の成績を合算して評価します。『御觸書集成(寶曆・寛保・天明・天保)全5巻』石井良助他編(岩波書店)1934-41、『徳川禁令考(前集・後集・別館)全11巻』法制史学会編(創文社)1959-61、『史料教養の日本史』竹内誠他編(東京大学出版会)1991、『史料を読み解く(2~4)』(山川出版社)2006~、『概説古文書学(近世編)』日本歴史学会(吉川弘文館)1989、『近世古文書解読字典』林英夫監修(柏書房)1972、『くずし字用例辞典』児玉幸多編(東京堂出版)1993教員からのお知らせ史料には多くの旧漢字が登場する。新・旧にかかわらず漢字に親しむことが求められる。また、予習・復習を忘れずにおこオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内で対応します。また、学部学科で定められアクティブ・ラーニングの内容ゼミナール形式その他なうこと。ているオフィスアワーでも受け付けます。抽 選 の 有 無なし備考石山 秀和通年講義コード11B6220503授業形態演習科目名日本史基礎演習H(通年)履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容授業中に適宜課題を出し、その課題に対する講評を翌週の授業内で行う。教科書『詳説 日本史史料集』笹山晴生他編(山川出版社)1999指定図書参考書   担 当 教 員    開 講 期 

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