letters_2023_02
189/470

史学科― 179 ―私たちが生活のなかで当たり前だと思っているさまざまな習慣や文化には、どのような意味があり、伝承されてきたのであろうか。民俗学はそのような、世代を超えて繰り返し伝承されてきた習慣や事象に対する関心や疑問を解明する学問である。「民俗学1」では、民俗学の基礎的な理論を紹介しながら、学問の目的や研究方法などを説明する。そのなかから身近な民俗文化に注目し、その意味や変遷を講義する。①「民俗学」と「民族学」の違い、および「民俗学」の概要を自分の言葉で説明することができる。②民俗学に関する基礎的な方法論を理解する。③自分たちの生活のなかに民俗事象を見いだし、その意味や社会的役割を理解、説明することができる。各回のテーマに関連する内容について、毎回インターネットや参考図書などで予習復習を行うこととし、課せられた課題レポートなどの提出物の作成・準備と合わせ、授業外で計60時間の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス 身近な民俗事象について【第2回】民俗学とは何か(1)【第3回】民俗学とは何か(2)日本民俗学の成立【第4回】民俗学とは何か(3)【第5回】民俗学とは何か(4)民俗学の研究方法【第6回】さまざまな縁をめぐる民俗【第7回】動物をめぐる民俗【第8回】自然をめぐる民俗小テスト、レポート、課題に対する講評・コメントは授業内およびWebClassなどで行う。『柳田国男全集』(ちくま書房)1997、『暮らしの中の民俗学 全3巻』新谷尚紀・波平恵美子ほか編(吉川弘文館)2003、『都市の暮らしの民俗学 全3巻』新谷尚紀・岩本通弥編(吉川弘文館)2006、『はじめて学ぶ民俗学』市川秀之ほか編(ミネルヴァ書房)2015、『知って役立つ民俗学』福田アジオ責任編集(ミネルヴァ書房)2015授業の進捗状況や理解度などで、授業計画の順番が変わる可能性があります。民俗学は日常生活のなかで繰り返し伝承されてきた習慣や行為を対象に、日本の伝統文化や生活文化を解明する学問として発達してきた。この授業では、「民俗学1」の理論的な学修を踏まえて、個別の民俗事象とその調査・研究方法を交えて説明する。また、現代社会における民俗の「文化的な意味、社会的な役割」を捉える視点を解説する。①身近な慣習や行為が民俗事象として研究対象になることに注目することができる。②対象に応じた調査方法を理解し、調査内容をまとめることができる。③日本の生活や社会において民俗のもつ文化的意味や社会的役割を個々の場面で説明できる。各回のテーマに関連する内容について、毎回インターネットや参考図書などで予習復習を行うこととし、課せられた課題レポートなどの提出物の作成・準備と合わせ、授業外で計60時間の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス 生活のなかの民俗事象【第2回】民俗信仰の諸相(1)稲荷信仰【第3回】民俗信仰の諸相(2)人々のさまざまな願い①【第4回】民俗信仰の諸相(3)人々のさまざまな願い②【第5回】民俗信仰の諸相(4)パワースポットとはなにか【第6回】民俗信仰の諸相(5)聖地巡礼の今昔【第7回】年中行事(1)暦の構造と季節感【第8回】年中行事(2)節供とは何か① 人日・上巳小テスト、レポート、課題に対する講評・コメントは授業内およびWebClassなどで行う。『柳田国男全集』(ちくま書房)1997、『暮らしの中の民俗学 全3巻』新谷尚紀・波平恵美子ほか編(吉川弘文館)2003、『都市の暮らしの民俗学 全3巻』新谷尚紀・岩本通弥編(吉川弘文館)2006、『はじめて学ぶ民俗学』市川秀之ほか編(ミネルヴァ書房)2015、『知って役立つ民俗学』福田アジオ責任編集(ミネルヴァ書房)2015教科書は使用せず、毎回、講義資料を提示します。前期開講の「民俗学1」にて民俗学の基礎的な概説を行うので、「民俗学1」の履修後に本科目を履修することを強く勧めます。民俗学と民族学、民俗学の定義日本民俗学史(柳田國男と民俗学)絵馬の歴史と人々の願い板絵に託す願い抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】身体をめぐる民俗【第10回】人の一生(1)人生をめぐる民俗【第11回】人の一生(2)産育儀礼【第12回】人の一生(3)成年・結婚【第13回】人の一生(4)年祝い【第14回】人の一生(5)死と葬送【第15回】総括【第9回】年中行事(3)節供とは何か② 端午【第10回】年中行事(4)節供とは何か③七夕・重陽【第11回】年中行事(5)節分とは何か【第12回】民俗調査の方法【第13回】民具調査の方法【第14回】職人調査の方法【第15回】総括加藤 紫識加藤 紫識第1期第2期講義コード11B6138501授業形態講義科目名民俗学1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験およびレポート(50%)、リアクションペーパーの提出や小テストなどの授業取り組み姿勢(50%)で評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックは、翌週授業内にて行い、理解度を確認する。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ教科書は使用しません。毎回、講義資料を提示しますので、参考資料とともに熟読して理解を深めてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容その他講義コード11B6138601授業形態講義科目名民俗学2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験およびレポート(50%)、リアクションペーパーの提出や小テストなどの授業取り組み姿勢(50%)で評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックは、翌週授業内にて行い、理解度を確認する。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

元のページ  ../index.html#189

このブックを見る