letters_2023_02
187/470

史学科― 177 ―【第9回】唐の長安城(3)-安史の乱前後【第10回】長安城から開封城へ【第11回】開封と「清明上河図」【第12回】「清明上河図」の謎【第13回】元朝と大都【第14回】古代日本の都城「藤原京」【第15回】まとめ歴史地理学について、日本近世・近代を中心に講義を行う。はじめに歴史地理学とは何かを考え、景観史を概観する。続いて資料論として、絵図・地図、地誌、農書、道中日記などを個別に取り上げ、最後に水利景観(世界かんがい施設遺産)、古気候学などについて検討していきたい。講義は、教科書を中心にその他の研究成果なども紹介しながら進めていく。授業を通して、地理的な視点から日本史をみる目を養いたい。到達目標教科書などにもとづいた講義資料と、書籍を読んで理解する力を養い、日本歴史地理学の特質をつかむ。その上で、知り得た情報を活用して、具体的な調査学習をすることができる。授業外学修内容・授業外学修を60時間以上行うこと。講義資料にて扱う書籍などを事前に確認し、受講後に熟読することで、書籍の読解力を授業外学修時間数養う。講義と読書を通して、日本歴史地理学の特質についてまとめておく。【第1回】講義をはじめるにあたって【第2回】歴史地理学とは【第3回】景観史【第4回】絵図・地図【第5回】国絵図【第6回】村絵図【第7回】地誌1【第8回】地誌2【第9回】農書1【第10回】農書2【第11回】道中日記1【第12回】道中日記2【第13回】水利景観【第14回】古気候学【第15回】講義のまとめも受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。が形成されていく過程や構造的特徴、さらにはそこに住む大多数の民衆の動向を「復元」することを目的とします。『長安』佐藤武敏(講談社学術文庫)2004、『唐両京城坊攷:長安と洛陽』愛宕元訳註(平凡社東洋文庫)1994、『中国の城郭都市:殷周から明清まで』愛宕元(中公新書)1991、『中国開封の生活と歳時』伊原弘(山川出版社)1991、『東京夢華録:宋代の都市と生活』入矢義高訳(平凡社東洋文庫)1996、『清明上河図をよむ』伊原弘(勉誠出版)2003、『元の大都:マルコ・ポーロ時代の北京』佐竹靖彦訳(中公新書)1984、『長安の都市計画』妹尾達彦(講談社選書メチエ)2001、『大都長安』室永芳三(教育社歴史新書)1982、『中国都市史』斯波義信(東京大学出版会)2002参考書『長安の春』石田幹之助(講談社学術文庫)1979、『中国古代を掘る:城郭都市の発展』杉本憲司(中公新書)1986、『古代都教員からのお知らせパワーポイントが中心の授業となります。また、この授業を受講する際の注意事項・授業資料の配布については、第1回授オフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後もしくは学科が定めるオフィスアワーの時間帯に受け付けます。アクティブ・ラーニングの内容課題のフィードバック。その他市平城京の世界』舘野和己(山川出版社)2001業内で提示します。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考栗原 健一野沢 佳美第2期第2期講義コード11B6138101授業形態講義科目名歴史地理学1履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法レポート70%、授業への取り組み姿勢30%フィードバックの内容レポートのフィードバックは、ポータルサイト(オンライン授業)にて行う。教科書『歴史地理調査ハンドブック』有薗正一郎ほか編(古今書院)2001年指定図書参考書教員からのお知らせ適宜、講義資料を配布する。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、WebClassのメッセージ機能でアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学修、調査学習その他講義コード11B6138201授業形態講義科目名歴史地理学2履修前提条件授業の目的本講義では、伝統中国の首都であった長安・洛陽・開封・北京などを取り上げ、地理的環境を踏まえつつ、それら「帝都」到達目標歴代中華王朝の「帝都」を概観することを通じて、現在の東京・ロンドン・パリなどの巨大都市との異質性・共通性を理解しやすくなる。授業外学修内容・この授業では、60時間以上の授業外学修をすること。授業の中で提示された「課題」につき各自でまとめ、また個々の「授授業外学修時間数業テーマ」を事前に予習して授業に臨むこと。【第1回】世界の「帝都」-導入【第2回】中国の「北」と「南」【第3回】「國」と「ポリス」【第4回】秦漢時代の長安と洛陽(1)【第5回】秦漢時代の長安と洛陽(2)【第6回】隋の大興城【第7回】唐の長安城(1)-規模と構造【第8回】唐の長安城(2)-大明宮と興慶宮授業計画成績評価の方法平常点(30%)、授業内課題(20%)および定期試験(50%)での総合評価。フィードバックの内容授業内での課題等は原則、次回の授業時間内で講評します。教科書指定図書   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

元のページ  ../index.html#187

このブックを見る