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「新・湖水地方案内」イギリス、特に湖水地方への疑似的な旅を通して、従来の文献史学の手法に、地理学、地質学、植物学などの他分野の知識を加え、景観、政治、経済、技術、農業など多様な視点から、地域とそこに暮らす人々の歴史を全体的(ホリスティック)に考察する。湖水地方を中心とするイギリスへの疑似的な旅を通して、さまざまな分野の知見と歴史学とが結びつくことが理解できるようになると共に、史料からの読解に加え、様々な視点、角度から過去を眺め、それらの相互性や全体性に着目できるようになる。適宜提示する参考文献を使って40時間、授業の内容の復習に20時間、合計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】地質と歴史のかかわり、経済史とは【第3回】地形と暮らしのかかわり、国制、政治と暮らしのかかわり【第4回】ウィンダミアへようこそ【第5回】ウィンダミアの概要【第6回】地代帳からわかる村の姿【第7回】自然と暮らし【第8回】家畜との関係【第9回】全体的に歴史を見るとは【第10回】産業革命とレジャー【第11回】アーツ・アンド・クラフツ運動、湖水地方への注目【第12回】ポターとナショナル・トラスト【第13回】補論1)技術と歴史 グリニッジ【第14回】補論2)植物と歴史 キューガーデン【第15回】全体のまとめ「中世ヨーロッパの都市と都市民の暮らし -ロンドンを中心に-」中世ヨーロッパでは、現代と異なり庶民が「都市」で生活を送ることが当たり前ではなかった。しかし中世にも「都市」は存在し、中世の人口の大半を占めていた「働く者」の中には、農民だけではなく一定数の都市民がいた。経済的側面が注目されがちな中世都市を政治、宗教、福祉、都市空間など様々な視点から眺めると共に、名前も残らないような中世ヨーロッパの都市民がどのような仕事をし、どのように日常生活を送っていたのかを紹介する。到達目標経済、政治、宗教、祝祭、福祉、空間など様々な視点から中世ヨーロッパの都市とそこに暮らした人々について学び、自ら想像することで、最終的にこの時代の都市に対する知識と理解を深め、実感を持って歴史について説明できるようになる。授業外学修内容・適宜提示する参考文献を使って40時間、授業の内容の復習に20時間、合計60時間以上の学修を行うこと。授業外学修時間数【第1回】ガイダンス【第2回】中世の都市とギルド【第3回】都市民の職業①【第4回】都市民の職業②【第5回】中世都市の自治と政治【第6回】犯罪と治安維持【第7回】中世の都市と都市民【第8回】宗教と福祉(セーフティネット)【第9回】都市の祝祭【第10回】都市の音と楽師【第11回】女性とリテラシー【第12回】首都としての機能と大学、法曹【第13回】都市空間【第14回】ロンドンの水事情【第15回】全体のまとめ版社)2016年抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考加藤 はるか加藤 はるか第1期第2期講義コード11B6134701授業形態講義科目名西洋史特講11履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験50%、授業への取り組み姿勢(小レポート、グループワークなど)50%で評価する。フィードバックの内容課題に対するに対するフィードバックを授業内にて行う。教科書なし指定図書なし参考書授業中に指示する教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容適宜、意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッションを行います。その他講義コード11B6134801授業形態講義科目名西洋史特講12履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法期末レポート60%、小レポート&授業への取り組み姿勢(コメントペーパーやグループワークなど)40%で評価する。フィードバックの内容コメントペーパーに対するフィードバックを翌週授業内にて行う。教科書指定図書『図説中世ヨーロッパの暮らし』河原温,堀越宏一(河出書房新書)2015年、『中世ヨーロッパの都市世界』河原温(山川出参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容適宜、意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッションを行います。その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 162 ―

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