letters_2023_02
170/470

講義コード11B6133201授業形態講義科目名東洋史特講12履修前提条件授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(40%)、作品鑑賞文の提出および内容(20%)、期末レポート(40%)を総合して成績を評価する。フィードバックの内容毎回の提出物をみて、必要に応じてその後の授業時間内に補足説明を行う。教科書指定図書参考書   担 当 教 員    開 講 期 ― 160 ―仏教がインドに興り、アジア諸地域に伝わり受容される過程で、各地で彫刻・絵画・工芸・建築等によって人々の信仰心が表された。この講義では、仏伝図や本生図といった仏教説話図に注目し、南アジアおよび東南アジアの寺院建築に表された授業の目的彫刻や壁画における仏教説話図の鑑賞を通して、その主題や図像表現、地域性や時代背景について理解を深める。到達目標仏教説話図を観察し、基本的な専門用語を使って、そこに描写された情景を客観的に説明できるようになるとともに、主題となった説話の内容を理解する。授業外学修内容・参考図書に挙げた書籍等を閲覧・精読するなど、授業で学んだ知識を身につけることを目指して、各自60時間以上の授業外授業外学修時間数学修を行うこと。【第1回】ガイダンス-仏伝図と本生図【第2回】古代インドの仏塔にみられる仏教説話図【第3回】ガンダーラ彫刻の仏教説話図【第4回】南インドの仏教説話図【第5回】アジャンター石窟の壁画に表された仏教説話【第6回】作品鑑賞文発表会(1)【第7回】インドネシア・ボロブドゥールの仏教説話図〈仏伝〉【第8回】インドネシア・ボロブドゥールの仏教説話図〈本生話〉【第9回】インドネシア・ボロブドゥールの仏教説話図〈善財童子の巡礼の旅〉【第10回】作品鑑賞文発表会(2)【第11回】カンボジア・アンコール期の仏教説話図〈仏伝〉【第12回】カンボジア・アンコール期の仏教説話図〈本生話〉【第13回】カンボジアの上座部仏教寺院に描かれた仏教説話図【第14回】作品鑑賞文発表会(3)【第15回】まとめンン(1)配布資料についてンンこの授業では特定の教科書は使いません。資料は毎回の授業時に配布します。ンン(2)作品鑑賞文について第5回、第9回、第13回の授業時に特定の作品を提示しますので、授業時間内にそれを観察して「作品鑑賞文」を記入・提出してもらいます。その次の回に、それぞれ数名の「作品鑑賞文」を選び紹介するとともに、講師による講評を行います。ンン(3)その他の提出物についてンン毎回の受講時に課される課題に回答し、提出すること。『インド美術史』宮治昭(吉川弘文館)1981、『仏教の説話と美術』高田修(講談社)2004、『仏像の鑑賞基礎知識』光森正士・岡田健(至文堂)1993、『世界美術大全集 東洋編12 東南アジア』肥塚隆責任編集(小学館)2001、『世界美術大全集 東洋編13 インド(1)』宮治昭・肥塚隆責任編集(小学館)2000、『世界美術大全集 東洋編14 インド(2)』宮治昭・肥塚隆責任編集(小学館)1998、『BuddhistPaintinginCambodia』VittorioRovedaandYemSothon(RiverBooks)2009、『PreahBot:BuddhistpaintedscrollsinCambodia』VittorioRovedaandYemSothon(RiverBooks)2010教員からのお知らせこの授業の内容は第1期開講の「東洋史特講11」履修後のほうが理解しやすいので、連続して受講することが望ましいですが、この科目のみ履修することも可能です。その場合は、参考文献を使って自主的に予習復習するようにしてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業前後もしくはシラバスに記載されたオフィスアワーに受け付けるほか、メールでの問いアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習、プレゼンテーションその他合わせも受け付ける。メールアドレスは第1回授業時に伝える。抽 選 の 有 無あり備考久保 真紀子第2期

元のページ  ../index.html#170

このブックを見る