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史学科仏教がインドに興り、アジア諸地域に伝わり受容される過程で、各地で彫刻・絵画・工芸・建築等によって人々の信仰心が表された。この講義では、仏教美術の起源や、仏像が創始されるまでの経緯、およびそれらが南伝と北伝それぞれの経路で各地に広まって様々な表現が生み出された過程を学び、仏教美術を鑑賞するための基礎的知識を習得することを目指す。参考図書に挙げた書籍等を閲覧・精読するなど、授業で学んだ知識を身につけることを目指して、各自60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】釈尊の生涯と仏教美術のはじまり【第3回】無仏像の伝統【第4回】仏像の創始(1)ガンダーラ彫刻【第5回】仏像の創始(2)マトゥラー彫刻【第6回】仏教の伝播-南伝と北伝(1)南インド【第7回】仏教の伝播-南伝と北伝(2)スリランカ【第8回】仏教の伝播-南伝と北伝(3)東南アジア〈島嶼部〉【第9回】仏教の伝播-南伝と北伝(4)東南アジア〈大陸部〉【第10回】仏教の伝播-南伝と北伝(5)東アジア〈中国〉【第11回】仏教の伝播-南伝と北伝(6)東アジア〈朝鮮半島〉【第12回】仏教の伝播-南伝と北伝(7)東アジア〈日本〉【第13回】仏像の種別(1)如来像【第14回】仏像の種別(2)菩薩像【第15回】まとめンン(1)配布資料についてンンこの授業では特定の教科書は使いません。資料は毎回の授業時に配布します。ンン(2)その他の提出物についてンン毎回の受講時に課す課題に回答し、提出すること。『インド美術史』宮治昭(吉川弘文館)1981、『仏教の説話と美術』高田修(講談社)2004、『世界美術大全集東洋編13インド(1)』肥塚隆・宮治昭(小学館)2000、『世界美術大全集東洋編12東南アジア』肥塚隆(小学館)2001、『仏像の鑑賞基礎知識』光森正士・岡田健(至文堂)1993美術史を学ぶためには、博物館や美術館、あるいは寺院等に足を運び、作品をじっくりと鑑賞することが大切です。毎回の授業時にも、配布資料に掲載された写真をよく観察し、形状や作品の醸し出す雰囲気をとらえるように努めてください。また、毎回の授業の復習として、鑑賞した作品について、手元にある書籍やインターネットを活用して調べてみることも良いでしょう。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業前後もしくはシラバスに記載されたオフィスアワーに受け付けるほか、メールでの問いアクティブ・ラーニングの内容意見共有、教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習その他合わせも受け付ける。メールアドレスは第1回授業時に伝える。抽 選 の 有 無あり備考久保 真紀子第1期講義コード11B6133101授業形態講義科目名東洋史特講11履修前提条件授業の目的到達目標南アジア、東南アジア、東アジアの仏像の像容を、基本的な専門用語を使って客観的に説明できるようになる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(60%)、期末レポート(40%)を総合して成績を評価する。フィードバックの内容毎回の授業後に課す課題の回答を見て、必要に応じてその後の授業で補足説明を行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ   担 当 教 員    開 講 期 ― 159 ―

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