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史学科抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考高井 康行平田 陽一郎第2期第2期講義コード11B6132301授業形態講義科目名東洋史特講3履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法レポート(複数回実施する予定)60%、授業への取り組み姿勢(質疑応答や課題などの)40%フィードバックの内容・リアクションペーパーを通じた質問に関しては翌週の授業の際に回答する。教科書指定図書参考書『遼代社会史研究』島田正郎(巌南堂書店)1978、『中国征服王朝の研究(上)』田村實造(同朋舎)1964、『渤海と藩鎮:遼教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有その他講義コード11B6132701授業形態講義科目名東洋史特講7履修前提条件授業計画成績評価の方法期末レポート1回(60%)、授業中の小テスト(40%)で評価します。フィードバックの内容小テストに関するフィードバックを次の授業で行うほか、レポートに対するコメントをWebClassにアップします。教科書指定図書契丹[遼]の領域は定住農耕民が卓越する地域と遊牧民が卓越する地域から構成され、それ故にそれぞれの地域に応じた地方統治を行った。また、定住農耕地域の地方行政制度も一般には唐代の制度の継承したと説明されることもあるが、実際には金・元代へと継承される新たな地方行政制度の萌芽も見られる。本講義では文献資料を主に用いて契丹[遼]の地方行政制度について考察する。到達目標契丹[遼]の地方行政制度および地方統治の具体像について説明できるようになることを目標とする。あわせて、史料分析授業外学修内容・授業外学修時間数の具体的方法などについても理解を深めることも目標とする。指定した参考文献、史料の予習に40時間、各回の授業の復習に20時間、合計60時間の学修をおこなうこと。【第1回】序説:地方行政制度研究の意義【第2回】契丹[遼]の地方行政制度の概略【第3回】契丹[遼]の五京と捺鉢:政治中心をめぐる問題(1)【第4回】契丹[遼]の五京と捺鉢:政治中心をめぐる問題(2)【第5回】契丹[遼]の部族制度(1)【第6回】契丹[遼]の部族制度(2)【第7回】契丹[遼]の州県の分類【第8回】斡魯朶所属州県(1)【第9回】斡魯朶所属州県(2)【第10回】頭下州【第11回】行政村・自然村【第12回】契丹[遼]の路制(1)【第13回】契丹[遼]の路制(2)【第14回】契丹[遼]の路制(3)【第15回】まとめと補足・課題やレポートの講評を翌週授業内にて行う。期末レポートに関しては提出期限後に行う。代地方統治の研究』高井康典行(汲古書院)2016小野妹子と遣隋使のエピソードのおかげで、中学生もみな学ぶ隋ですが、「真打ち」唐の「前座」のように扱われ、中国史研究の世界でも存在感はかなり薄目です。そんな隋を敢えて単独で取り上げることで、隋が歴史上に果たした役割について、授業の目的詳しく解説していきます。到達目標ユーラシア大陸東部の歴史的な成り立ちについて、その画期を為す中国・隋代を中心に学習し、基本的な事項について理解し、説明することができる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行って下さい。授業外学修では、予習として高校世界史の教科書・資料集の該当授業外学修内容・する時代・地域の部分に、目を通しておいて下さい。また、復習として、授業内容をノートに整理した上で、参考書も手に授業外学修時間数取ってみて、さらに理解を深めて下さい。【第1回】ガイダンス -「中国」の成立-【第2回】隋登場前夜におけるユーラシア大陸東部の情勢(1)-遊牧国家の系譜-【第3回】隋登場前夜におけるユーラシア大陸東部の情勢(2)-越境する人々と侯景の乱-【第4回】隋の成立と天下統一 -周隋革命の真相-【第5回】隋の国家体制(1)-皇帝の顔-【第6回】隋の国家体制(2)-カガンの顔-【第7回】隋の国家体制(3)-ボサツの顔-【第8回】隋の国家体制(4)-律令体制の虚実-【第9回】日出ずる国からの使者 -古代日中関係史の1コマ-【第10回】ユーラシア大陸東部におけるソグド人 -隋代を中心に-【第11回】煬帝の即位と世界帝国への野望(1)-造営・親征する皇帝-【第12回】煬帝の即位と世界帝国への野望(2)-高句麗遠征と崩壊への序曲-【第13回】隋末唐初の乱 -シンボルなき大乱-【第14回】煬帝への鎮魂歌 -暴君と明君を分けるもの-【第15回】まとめ『魏晋南北朝』川勝義雄(講談社学術文庫)2003、『隋唐帝国』布目潮渢・栗原益男(講談社学術文庫)1997、『中国の歴史5参考書中華の崩壊と拡大魏晋南北朝』川本芳昭(講談社学術文庫)2020、『中国の歴史6絢爛たる世界帝国隋唐時代』氣賀澤保規(講談社学術文庫)2020、『隋唐帝国形成期における軍事と外交』平田陽一郎(汲古書院)2021教員からのお知らせ教科書は使用せず、パワーポイントを使って資料を提示しつつ講義します。参考書については、上記に挙げたもののほか、オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で、オンラインにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習その他授業中に適宜、紹介します。   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 157 ―

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