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講義コード11B6130701授業形態講義科目名日本史特講7履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画   担 当 教 員    開 講 期 ― 152 ―柳田國男(1875~1962)は日本民俗学の創始者として知られるが、村落史・都市史や家の研究などにも多くの業績を残し、前近代社会経済史の先駆者のひとりでもある。また、民俗学を体系化する過程で同時代の歴史学とも様々な交流を持っていた。本授業では柳田の歴史思想の特質、およびその学説が後世の歴史学に与えた影響について理解することを目指す。・柳田國男が歴史および歴史学についてどのような考えを持っていたかを理解する。・柳田の前近代史研究における主要なテーマ(家・先祖・村・都市など)と、それがその後の歴史学研究に与えた影響について理解する。この講義では60時間以上の授業外学習を行うこと。講義後に内容を復習し、各自の興味関心に応じて参考文献(講義内で紹介する)に当ってもらいたい。予習は特に必要ない。【第1回】イントロダクション【第2回】農政学から民俗学へ【第3回】歴史学との関わり【第4回】先祖【第5回】家と村【第6回】都市【第7回】女性【第8回】世相篇①【第9回】世相篇②【第10回】世相篇③【第11回】先祖の話①【第12回】先祖の話②【第13回】敗戦後【第14回】風景【第15回】まとめ・筆記試験 60%説を加える。男(文藝春秋)2014、『都市と農村』柳田國男(岩波書店)2017柳田國男の略伝、およびその評価の変遷について解説する。柳田國男の学問・思想形成について解説する。柳田國男と同時代の歴史学の関わりについて『国史と民俗学』などをもとに解説する。柳田國男の先祖観について解説する。『日本農民史』などの著作に見られる「家」「村」観について解説する。『都市と農村』などの著作に見られる「都市」観について、同時代の社会状況との関係を踏まえて解説する。『妹の力』『木綿以前の事』などにおける女性観、同時代の婦人運動との関係などについて解説する。『明治大正史 世相篇』の成立の経緯と構想について解説する。『明治大正史 世相篇』の内容について解説する。『明治大正史 世相篇』の内容について解説する。『先祖の話』の成立の経緯と構想について解説する。『先祖の話』の内容について解説する。日本の敗戦後の柳田について、『家閑談』『婚姻の話』などを中心に解説する。柳田國男の風景論とその可能性について、『雪国の春』などの紀行文をもとに解説する。講義全体の総括と展望成績評価の方法・リアクションペーパー 40%フィードバックの内容毎回の講義終了後にリアクションペーパーを提出してもらう。重要な質問や疑問については次回授業の冒頭でできる限り解教科書指定図書『明治大正史 世相篇』柳田國男(講談社)1993、『先祖の話』柳田國男(角川書店)2013、『「小さきもの」の思想』柳田國参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習その他抽 選 の 有 無あり備考長﨑 健吾第1期

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