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史学科16世紀後半から17世紀前半にかけて、東アジア諸地域には多くの宣教師たちが来航した。彼らのもたらした西洋学術は中華文化に多大な影響を与えた。一方、東北部には「女真(満洲)」が台頭し明朝を圧迫する。本講義では、「明末清初」をキーワードとして、来航宣教師の布教活動とその影響、そして明に替わって登場する「満洲国家」清朝の中国支配の特徴などを中心に、パワーポイントを使用しながら概観する。「概説」という性質上、歴史の流れや中国と周辺国家(朝鮮・日本および西洋諸国)との関係を重点に置くため、極度の専門項目までは立ち入りません。「東アジア世界」と「西洋世界」という広い視野を当該時代を眺めることにより、「新たな発見」を見出すことを目指しています。この授業では、60時間以上の授業外学修をおこなうこと。毎回の授業後、授業内容を整理し、次回の授業に臨むこと。また、新聞・ニュースなどに注意を払い、関連情報の収集に努めること。【第1回】「明末清初」-導入【第2回】「明末」という時代【第3回】明末の増税と「三案」【第4回】宣教師の来航と活動(1)-宣教師来航の背景【第5回】宣教師の来航と活動(2)-布教活動方法【第6回】宣教師の来航と活動(3)-明末清初の来航宣教【第7回】宣教師の来航と活動(4)-典礼問題【第8回】ヌルハチと「後金」の建国その他の受講上の注意は初回の授業時に提示します。『中国史(新版世界各国史3)』尾形勇ほか(山川出版社)1998、『明清と李朝の時代』岸本美緒ほか(中央公論社)1998、『清の太祖 ヌルハチ』松浦 茂(白帝社)1995、『大清帝国』石橋崇雄(講談社)2000、『大清帝国と中華の混迷』平野聡(講談社)2007、『東アジアの「近世」』岸本美緒(山川出版社)1998、『イエズス会と中国知識人』岡本さえ(山川出版社)2008、『日明関係史研究入門』村井章介(勉誠出版)2015、『鄭成功(世界史リブレット)』奈良修一(山川出版社)2016、『李自成(世界史リブレット)』佐藤文俊(山川出版社)2015フィスアワーにて受け付けます。この科目では60時間以上の授業外学修を行うこと。授業外学修では,予習としてテキストの該当箇所を読んでおくこと。分からない用語については『コトバンク』(https://kotobank.jp/)で調べておくこと。【第1回】オリエンテーション【第2回】ヨーロッパの誕生【第3回】ローマ帝国【第4回】キリスト教の誕生【第5回】フランク王国【第6回】初期中世【第7回】盛期中世【第8回】ビザンツ帝国【第9回】後期中世【第10回】ルネサンス【第11回】大航海時代【第12回】宗教改革【第13回】三十年戦争【第14回】絶対主義【第15回】まとめ師抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第9回】サルフの戦い【第10回】明の滅亡と清の「入関」【第11回】清の中国支配【第12回】清朝の「大規模図書」編纂事業【第13回】清の「皇位継承」【第14回】映画・ドラマのなかの明清【第15回】まとめ野沢 佳美柏倉 知秀第2期第1期講義コード11B6123601授業形態講義科目名東洋史概説4履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点(25%)・授業内課題(25%)および期末試験(50%)での総合評価。フィードバックの内容授業内課題等の講評・寸評は、原則次週の授業内でおこないます。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ受講上の注意点等については、第1回授業内で提示します。また、参考文献等はその都度授業内で指示します。オフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後、次の授業に支障ない範囲で教室にて受け付けます。または、学科で定めているオアクティブ・ラーニングの内容課題のフィードバックその他パワーポイントが中心の授業となりますが、プリント資料も配布しますので、シッカリ学習してください。講義コード11B6123701授業形態講義科目名西洋史概説1履修前提条件授業の目的古代,中世,近世ヨーロッパの歴史について講義する。到達目標古代,中世,近世ヨーロッパの歴史に関する基礎知識とそれぞれの時代の特色について理解する。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法リアクションペーパー(30%),期末試験(70%)フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを次回の授業で実施する。教科書『ヨーロッパ史入門原形から近代への胎動』池上俊一(岩波書店)2021年指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 141 ―

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