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史学科第1期の西洋史基礎演習1Aから続く第2期授業。今期は各履修者の選択したテーマに即して、研究書ないしは研究論文を選んでそれについて報告する。卒論に取りくむまでにはなお時間がありますが、テーマを決めてとりくむことで、関心を広め、考察の仕方を学んでいきます。歴史学研究の場合、時代と地域、テーマを絞っていく必要がありますが、選んだ主題に関わる先行研究を選び、それを精読して、理解し、さらに問われていない問いも批判的に見つけ出していければと思います。自分がわからないことは何かをはっきりさせていくことであり、批判的に読む訓練でもあります。授業以外にも2時間程度の学修を想定していますます。具体的には、指定されたテクストを読んでおくこと、課題の準備をすること。ン第2期の前半は、歴史学のパースペクティブに関するテキストの読書会と、学生10名ほどの報告を交互に配置し、演習形式で進めていきます。履修者は、その日のテクストを読んでくることと、また自分の報告を準備することを並行してすすめ、授業中は、他のひとの報告もよく聞いて質問したり、コメントしたりすることが求められます。【第1回】ガイダンス 報告の順番を決める。読書会のテク【第2回】歴史の作法 8章 文化史の課題1【第3回】歴史の作法 8章 文化史の課題2【第4回】歴史の作法 8章 文化史の課題3【第5回】学生報告 2名【第6回】学生報告 2名【第7回】歴史の作法 9章 土台としての自然と身体1【第8回】歴史の作法 9章 土台としての自然と身体2します。のメッセージ機能でも受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。グループワークが中心となるため、コミュニケーションをうまくとれるようにすることも、本授業の目的である。1)西洋史に関する日本語文献をきちんと読むことができる。2)その際に必要な関連事項等を調べる方法を身につける。3)分かりやすい発表資料を作り、プレゼンテーションすることができる。4)英語のテキストに慣れる。5)協力してグループワークが行える。授業中に指示する課題の予習および復習を中心にした授業外学修は、60時間以上を目安に行って下さい。【第1回-5回】夏休みの課題にもとづく個人報告【第6回-11回】芝健介『ホロコースト』(中公新書 2008年)をみんなで読み、ナチのユダヤ人迫害および虐殺について検【第12回-14回】ナチ期の一次史料(英訳されたもの)をみんなで読み、史料にふれながら、ナチ期についてさらに考えて【第15回】まとめ 春休みのレポートについて、指示します。やむを得ない事情がない限り、毎回出席すること。芝健介『ホロコースト』は、各自購入すること。英語の史料については、教員から指示します。英語については自動翻訳を使わずに読むこと。ナチを事例に、ヨーロッパ近現代史について学んでいきましょう。キャンパス内の適切な場所で質問・相談を行います。ストを配布する。   夏休み中に書いた個人研究のレポートについて、各自で報告し議論します討します。みます。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第9回】歴史の作法 9章 土台としての自然と身体3【第10回】学生報告 2名【第11回】学生報告 2名【第12回】歴史の作法 10章 蘇る政治史1【第13回】歴史の作法 10章 蘇る政治史2【第14回】学生報告 2名【第15回】まとめと課題について長谷川 まゆ帆梅原 秀元第2期第2期講義コード11B6121001授業形態演習科目名西洋史基礎演習2A履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業中の貢献とWebClassを通じたコメントシートの提出、課題の提出、各自のテーマ選択と発表の準備など総合的に評価フィードバックの内容コメントシートについては、次の授業にて共有し、応答します教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワー(長谷川は金曜3限)にて受付けます。また、WebClassアクティブ・ラーニングの内容他の人の報告にも興味を持って耳を傾け、疑問や意見を積極的に出していくことを重視します。その他講義コード11B6121002授業形態演習科目名西洋史基礎演習2B履修前提条件授業の目的西洋史関係の英語のテキストを題材にし、1)英文を正確に理解する、2)伝わる日本語に訳す、ことを目的とする。到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業および課題への取り組み姿勢にもとづいて評価します。フィードバックの内容演習であるため、質疑応答はその都度行います。また、提出された課題は添削して返却します。教科書『ホロコースト』芝健介(中公新書)2008指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了前後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。また、必要に応じて、アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 ― 111 ―

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