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― 96 ―美学とは感性・芸術・美などについて考える哲学です。本講義では毎回、身近な文化経験に潜む哲学的な問題をとりあげます。芸術とその周辺領域、およびそれらの価値にまつわる私たちの実践について、批判的に検討することを通して、芸術に授業の目的とどまらず、広く文化現象について思考するための視座を獲得することを目指します。到達目標具体的な文化現象と抽象的な理論との往復を繰り返すことを通じて、多様な文化について根本的・本質的な次元から考え直すための 視点や思考力を身につけることを目標とします。授業外学修内容・この科目では60時間以上の授業外学習を行うことを求めます。毎回の授業でリアクションペーパーに取り組み、学期末レポー授業外学修時間数トに向けて問題の理解を整理したり、自身の意見を人に伝える方法をブラッシュアップしたりしてください。【第1回】 イントロダクション【第2回】 芸術表現の諸相: フィクションの基礎理論【第3回】 芸術表現の諸相: フィクションのパラドックス-1【第4回】 芸術表現の諸相: フィクションのパラドックス-2【第5回】 芸術表現の諸相: 描写(depiction)- 1【第6回】 芸術表現の諸相: 描写(depiction)- 2【第7回】 芸術表現の諸相: 描写(depiction)- 3【第8回】 芸術表現の諸相: 写真の透明性【第9回】 芸術表現の諸相: 表現(expression)- 1【第10回】 芸術表現の諸相: 表現(expression)- 2【第11回】 芸術とその周辺: 芸術の定義 - 1【第12回】 芸術とその周辺: 芸術の定義 - 2【第13回】 芸術とその周辺: 芸術の定義 - 3【第14回】 芸術とその周辺: 環境美学【第15回】 芸術とその周辺: スポーツの美学リアクションペーパー(30%)、期末レポート(70%)にて行います。「身近な経験に潜む哲学的な問題に気づき、既存の理論を踏まえたうえで、自らの意見を論理的 に展開できるか」ということを基準に評価します。授業の内容をただまとめたものはレポートとみなさないので注意してください。対応します。抽 選 の 有 無なし備考松本 大輝第2期講義コード11B5135601授業形態講義科目名美学の基本諸問題履修前提条件授業計画成績評価の方法フィードバックの内容課題に対する講評を授業の中で行います。教科書指定図書参考書『分析美学入門』ロバート・ステッカー(森功次訳)(勁草書房)2013年、『現代アートの哲学』西村清和(産業図書)1995年教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、リアクションペーパー内にて、または授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にてアクティブ・ラーニングの内容その他   担 当 教 員    開 講 期 

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