gs_syllabus2025
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令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科科目を設置しています。院生ひとりひとりが自らの歴史における興味関心を研究へと昇華させることができるような自律的な研究のスキルを身につけるため、演習では実践を、講義ではそのノウハウの習得をはかる意味で、それぞれ設置します。 文学研究科史学専攻では、研究科の教育目標に共感し、研究意欲をもって取り組むことのできる下記のような者の入学を期待します。・日本史・東洋史・西洋史・考古学の専門分野において研究をさらに深める意欲をもっている者。・教職・学芸員などの専門職を目指している者。・高度の知見を基礎に社会的活動を行う意欲をもっている者。-学力の三要素に即し求める人物像- <主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度>・外国語を含む史料・資料を偏向した見方ではなく公正かつ正確に読み解く能力を身につけている者。・専門分野で先行研究を踏まえながら、史実を丹念に実証し、それに基づいて客観的・合理的な分析を行い、過去を論理的に再構成する思考力を身につけている者。・先行研究を的確に理解し、自己の研究成果を説得力を以て表現する能力を身につけている者。 <思考力・判断力・表現力>・専門分野で充分な知識を備えた高度職業人あるいは専門研究者を目指す意欲をもっている者。・専門分野を超えた広い視野から歴史を総合的・批判的に捉える能力を身につけている者。・自らとは異なる知識・視点を持つ他者との高いコミュニケーション能力を身につけている者。 <知識・技能>・修士論文作成の能力を判断できる卒業論文または卒業論文にかわる研究論文を作成している者。-入学までに身につけてほしい知識・能力等-・以下の各コースを学修するために必要不可欠な基礎的学力・知識 (1)日本史コースでは漢文・古文書の読解力、研究史の理解 (2)東洋史コースでは漢文の読解力、研究史の理解 (3)西洋史コースでは英文をはじめとする欧語文献の読解力と研究史の理解 (4)考古学コースでは発掘調査法と研究史の理解 史学専攻・博士後期課程においては、日本史、東洋史、西洋史、考古学の4コースにそくして、史資料にもとづく専門的研究を深め、それぞれの分野で自立した研究者として論文を発表し、学界に貢献する人材を養成すること、ならびに、そのために必要な教育研究を行うことを、人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的― 25 ―〔博士後期課程〕入学者受入れの方針(AP)理念・目的

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